怯える泰蔵さん

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春の嵐・13

春の嵐・13 またまた、昴の工房へ帰って来た 透明先生・・・。 透明「す~ば~る~く~ん」  昴「・・・マジか    何で、ここに戻ってくるんだよ    家に帰れ」 透明「そんなツレないこと言わないでよ~」  昴「まあ...
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春の嵐・12

春の嵐・12 泰蔵さんのお店に帰ってきた私達は、 箱の中から指輪を出す 透明「渦眼出ておいで」 ルビーの指輪から、渦眼が出てくる 透明「この中に、逆眼がいるんでしょ    さっき、この指輪を視たとき、かすかに    ...
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春の嵐・11

春の嵐・11 しばらくして・・・ 中間「すみませんでした・・・」 透明「いいえ    旦那様は、中間さんのこと、    いつまでも、大切に想っていたのでしょうね」 中間「はい・・・大切にしてくれました・・・。」 タイ「あ...
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春の嵐・10

春の嵐・10 泰蔵さんは、すぐに指輪の持ち主に 連絡をとる 透明「なるほど・・・渦眼が赤いのは、       このルビーから生まれたからなんだね」 渦眼「・・・・う・・・ん・・・。」 タイ「おい連絡ついたぞ    すぐ近く...
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春の嵐・9

春の嵐・9 さてと 私は、渦眼が待っているお店へ戻る すると、渦眼の姿が無い 透明「おりょ渦眼が居ない・・・」 タイ「お、おいそれってマズイだろう」 透明「お~いうずめ~    何処にいるんだ~逆眼について    聞きた...
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春の嵐・8

春の嵐・8 タイ「な、何がマズイんだよ」 透明「う、うん・・・」 妖怪図鑑に載っていた渦眼に関する 要項には、以下のことが書かれている 「この妖怪を見た者、憑きまとわれた者は、  近い未来、死出の旅立ちが待っている。」 ...
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春の嵐・7

春の嵐・7 今、確かに助けてと 私は、再度確認するように問いかける 透明「(今、助けてと言ったの)」 渦眼「(た・す・・けて・・ほし・・・。)」 透明「(助けるのは、きみそれとも別の何か)」 渦眼「(たす・・け・・・さか...
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春の嵐・6

春の嵐・6 タイ「こ、こ、コイツは一体何なんだ」 透明「確証は無いんだけど、多分    渦眼(うずめ)だと思う・・・。」 タイ「う、うずめな、なんだそりゃ~    って、おいおいき、消えてゆくぞ    透明に、逃げちまうぞ」...
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春の嵐・5

春の嵐・5 透明「(くっ脱出マジックで失敗しちゃった     マジシャンかよ~          徐々に感覚は戻って来ているけど、     ギリギリ過ぎるだろ~)」 未知の生物は、その形状を変えながら 私との間合いを詰めてく...
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春の嵐・4

春の嵐・4 何だ眼の前が真っ暗に・・・。 昼間の日が差し込んでいるお店が、 太陽を遮られたように暗くなる 透明「(日が隠れたわけじゃない・・・。    そう考えると、こちらの視界が    制御されているということか)」 ...
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