初心忘れるべからず(透明の自戒)

初心忘れるべからず(透明の自戒)

原点へ・・・。・15

原点へ・・・。・15 禁精呪術医師のもう一つの仕事・・・それは・・・。 僧正「・・・雪乃・・・。」 雪乃「天岱様、そのままで・・・。」 寺院の東にある小さな小屋が私の住まい兼仕事場だ ここなら、風が吹いて、私の病気が風に...
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原点へ・・・。・14

原点へ・・・。・14 それから三年・・・私は基本となる修行を終え 初めて百薬師としての仕事にのぞむ・・・。 その時の驚きと苦しさは、今でも覚えている。 禁精呪術医師の仕事は、単純にして過酷なものだった、 主な仕事は、病気の人...
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原点へ・・・。・13

原点へ・・・。・13 それからというもの・・・私は百薬師になるべく 仏門に入り、日々荒行に追われていた・・・。 身体が悲鳴を上げるほどの荒行・・・それでも、 百薬師になるためには、必要なことだった これらの修行では、修行中に亡...
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原点へ・・・。・12

原点へ・・・。・12 雪乃「天岱様・・・私は、この村に残りたいと    思っています・・・」 僧正「しかし・・・。」 雪乃「わかっています村の人たちは、私の占いが    災いを呼び込んだ・・・わかっていたのに    そのこと...
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原点へ・・・。・11

原点へ・・・。・11 あれから一ヶ月・・・私に話しかける者は ほとんど居なくなっていた・・・それと同時に、 村には流行り病が流行・・・弱り目に祟り目とは このことであった・・・。 兵助「大丈夫か」 雪乃「うん・・・兵助は寝...
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原点へ・・・。・10

原点へ・・・。・10 数日の時間が流れていた・・・ 村は、徐々に復興の兆しが見えてきていた しかし、田畑は荒れ、家を失った者、 家族を子を、親を失った者の心を回復させるには、 時間が足りなかった 失ったモノが多すぎる・・・。...
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原点へ・・・。・9

原点へ・・・。・9 どれ位、時間が経ったのだろう・・・ 涙も枯れ果て、呆然としている私のもとに いつも野菜を持ってきてくれたおばさまが 抱きつく 村人「雪乃ちゃん」 雪乃「おばさま」 村人「可哀想に・・・私が変わってあげ...
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原点へ・・・。・8

原点へ・・・。・8 真っ赤な甲冑を身に着け、大きな刀と 無精髭を携えた大男・・・。 その甲冑が日に照らされて気づく 真っ赤な甲冑は、今、赤く染められたものだと・・・。  侍「何だぁ~ここは、神社か」 神主「立ち去りなさ...
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原点へ・・・。・7

原点へ・・・。・7 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ ここからの3話は、少し辛いシーンが続きます もし、苦手な方がいらっしゃいましたら3話分を 飛ばして「原点へ・10」から続きを読んで いただけましたら幸いです なるべ...
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原点へ・・・。・6

原点へ・・・。・6 「スパン」 村人「おお~~~」 「スパン」 村人「また当たった    本当に雪乃は、弓の名手じゃなぁ~」 あの祭事から三ヶ月・・・。 私は師匠に教わっていた弓の練習に力を入れていた 雪乃...
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