何かようかい・4
透明「え~っと・・・でるって
何がですか」
兼造「さぁな~俺にもわからんのだが、
窯の火を灯すと夜な夜な
化けモンが覗いてるんだよ」
透明「ば、化けモノ」
兼造「今のところ、何をするわけでも
ないんだがよ~何だか気持ち悪くてな
それに、窯の火が消されるのも
具合が悪いからよ
透明には、その化け物が窯に近づかない
ようにしてもらいてぇんだ」
透明「・・・・・
(化け物って・・・霊では無いってこと)」
兼造「そんな、しけた面すんな
別にそいつを退治しろって言っているんじゃ
ねぇ~し、今回だけ守ってくれればいいんだよ」
透明「今回だけ」
兼造「まあ、俺も歳だしな
そろそろ引退時期と想っててよ
今回の窯出しで、納得のいったモノができれば
俺の陶芸家としての集大成として
気持ちよく引退できるからよ
そういう意味でも、今回の窯出しだけは
失敗できねぇ~んだ」
透明「わかりました私に何ができるのか
分かりませんが、お手伝いさせていただきます」
兼造「悪いな
そういや~よ~小僧から聞いてたけど
あんた、結構凄腕の拝み屋なんだろ
御礼はどうすればいいんだ」
透明「御礼なんていらないですよ
旅のついでと言ったら、聞こえは悪いですが
丁度、北海道に用があっただけですし、
キョウダイの昴がお世話になっている人から
御礼なんて頂いたら、昴に ドヤされますからね」
兼造「がはははははっそうか
まあ、そう言ってくれるのはありがたいが、
俺の気が済まんから、後で北海道の名産でも
小僧に送っておくから、受け取ってくれ
大したことはできねぇがな」
透明「十分ですありがとうございます」
この後、兼造さんに陶芸の熱いお話をうかがい、
徐々に日が暮れて行く・・・
次回、夜のとばりが恐怖を煽ります
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
あ、あれ!?
この時間でまだコメントが…(^_^;)
兼造さんもなかなか豪気な方ですね
化け物を見かけて、退治してくれとはいわない、悪さするわけじゃなし、釜を見張ってくれれば…という…
おおらかな人柄そうなので、個人的にどんな作風か見てみたい…
そして、その未知なる存在の目的は…日々の暑さにうだりながらも次回アップ、楽しみです
透明先生、こんばんは{月}おかえりなさい~{ひまわり}
自分もちょっぴり陶芸を習っているので、
兼造さんの陶芸に対する熱いお話が気になっちゃいました-^〇^-
皆さん、いろんなお知り合いがいるんですね~{ぱんだ}
続きが気になります~{スイカ}
おやすみなさい{流れ星}
こんにちは☆
夜のとばりが恐怖を煽る…ってなんだか怖そう((((;゚Д゚)))))))
陶芸家って周りにいないので興味しんしんです!次回も楽しみ☆
北海道名産は何でしょうね~☆やっぱメロンとかメロンとかメロンなんでしょうか?!?←夕張メロン大好きです(o^^o)