ほじほじ・・・。
・12
円の家までの車中・・・
透明「美莉は、その魔法具のことで
ワザワザ日本まで戻ってきたの」
美莉「そうよあの子の師匠に頼まれてね
」
透明「でも、それなら師匠さんが来た方が
早いんじゃないの」
美莉「う~ん・・・そうもいかないのよねぇ~
」
透明「どういう事」
美莉「もともと魔法使いっていうのは、その土地から
なかなか離れられないものなのよ」
透明「えっそうなの
」
美莉「魔法使いは、その土地の霊性とリンクして
その力を構成する術式を考え試行することが
常識なの」
透明「でも、円は」
美莉「アレは、別もの円は土地の霊性とリンクする
という平和的な方法ではなくて、使役
つまり力ずくで従える方法をとっているから、
土地から離れたからといって、能力が使えなく
なることはないのよ」
透明「・・・・・ま、円らしいと言えばそれまでだけど
通常は、その土地とのリンクを切るワケには
いかないということか・・・。」
美莉「実際、ユマちゃんの師匠さんは、師匠さんの
リンクしている土地で安全を確保しつつ
鍵型魔法具を解放して、その土地とのリンクを
ユマちゃんにさせるつもりだったみたいなの」
透明「そ、そうなんだ
でも、ユマちゃん、魔導書から出てきた霊子と
契約しちゃったみたいだけど、大丈夫なの」
美莉「さすがに、それは私でもわからない
まったく円がついていながら
何やってるのかしら」
透明「す、すまん」
美莉「まあ、透明は魔法に疎いから仕方ないよ
魔法具の件も、ユマちゃんが勝手に持ち出した
ものだし、私も、透明を利用しちゃったしね」
透明「あっそ、そういえば
」
美莉「あははははっごめんね
」
透明「お前、能力強くなったんじゃないのか
いくら油断していたとは言え、俺たち
キョウダイにも能力が発動するなんて」
美莉「違うのよこれよ
これ
」
透明「何コレ」
美莉「魔法具・トライデント サーペント」
透明「・・・これって、まさか
」
美莉「昴の法具よ日本を離れるときに、
私用の魔法具を作ってもらったの
トライデント サーペントは、単純な私の能力を
3つのルートに分けることで、状況によって
使い分けができるようにする法具なの
まあ、詳しいことは昴にでも聞いてみて」
透明「よ、よくわからんけどこの法具があれば、
美莉は私達に能力を行使することができると
いうことはわかったよ」
美莉「まあ、条件が揃わないと無理だけどね」
透明「以後、気をつけるよ」
美莉「透明あれ視て
」
透明「」
前方にとてつもなく禍々しい気が立ち上っている
確実に、円の家の方角だ
私達は、さらに車を飛ばす
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で~す
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コメント
円さん、すごいですね~{わお}{汗}
先生、いい人過ぎです(笑)そんな先生だから皆大好きになるんでしょうけどね{スマイル}{ラブラブ}
なんだかすごい事になってきていますが、どうなるのか次回が気になる~{悪魔}{汗}{汗}
魔法使いって、その土地から離れられないんですね。勉強になりました。
そして円さんは円さんらしい。笑
トライデントサーペントがアクセス最後の新作、なわけないですよね(^_^;)
魔法具の名前が出てきたのと説明は昴さんにという一言が気になりますが…。
透明先生 みなさま こんにちは♪
知れば知るほど興味が尽きない魔女の世界。。
魔女にも色々なタイプがあるのですねぇ。円さんは破格と
いうか特殊タイプの魔女さんなんですね。お弟子さんの
千鶴ちゃんが、どう成長してゆくのか…老婆心ながら
チョット不安になったりして。。。(汗)
昴さんが美莉さんにお作りになった法具、キョウダイたちに
チカラが及ばないようにリミッターを付けなかったのかなぁ?
…と思ったりして。そのへんは使い手の技量の範疇として
美莉さんに一任してあるのでしょうけれど…それにより
先生ばかり被害をこうむるという図式は…{ショック}{ごめんなさい}{汗}
透明先生、負けないで~!!(ToT)/~~
円さんは特殊だったのね~
昨日、魔術って精霊の力を借りたりしているのでは?とふと
頭をよぎっていたのですが!
だから、円さんはペルーまで行って
パルちゃんの壺を、デスペル出来たのね!
千鶴ちゃんも、世界を股にかけて
世界を幸せにしてくれる存在になるかもしれないのね{はてな}{スマイル}
そうそう、透明先生だけが攻撃受けたのって
もしかして、一人だけ魔術の香りがしなかったから
攻撃対象になっていたような気がします