なんの因果か・・・。・12

なんの因果か・・・。12

透明「さっき、上島さんも言っていたと思うのだけど、

   因果応報という言葉を知っているよね

上島「は、はい

透明「この因果応報という言葉の意味は、

   全ての所業は必ず自分自身に返ってくる

   という意味で取られていると思うのだけど、

   実は、この因果応報という言葉の裏には

   もっと大切な意味が隠れているんだ

上島「

透明「それは・・・。
  
  『因果は廻り、必応(ひつおう)にて

     報昇(ほうしょう)せしめるものなり

   という言葉

上島「な、何だか、難しいですね

透明「必応は、必ず応じるという意味で、

   報昇報告・昇華を意味する言葉

   それを踏まえて、この言葉の意味をとると、

   因果は必ずその流れに応じなければならず

   死してなお伝え昇華するものであるということ

   つまり、現世で廻り切れなかった因果は、

   死後報告され、来世にカルマとして伝えられる

   という意味を持っているんだ

上島「カ、カルマですか

透明「そうそして、因果の大きさは、

   現世で返しきれなければ来世で返すという流れが

   常にあって、逃げることはできない

   だからこそ、悪い因果は来世を謳歌するためには

   邪魔になるため、現世での因果をしっかりと返す

   ように心掛け、良い因果は来世の糧となるので、

   続けるように心掛けて行った方が良いとされている

上島「それって、前に先生が言っていた徳と業の話と

   同じですか

透明「う~ん、似て非なるモノかな?」

上島「

透明「徳と業は、確かに現世にも影響が来るものだけど、

   その役割は、死後の世界の成績表のようなもの

   現世で影響してくる徳や業は、その人の運気に反映

   されるものなのだけど、因果は少し違うんだ

   因果は、自分に必ず返ってくるモノとして、

   因果を生んだ時に関わりのある人や物から

   直接的に因果を返されるものなんだ

上島「げっ

透明「もちろん、相手に因果を生ませる行為は、

   良ければ徳になり悪ければ業になる
 
   こともあるのだけど、因果を返されたとしても、

   この徳と業は無くなることはないから、

   ダブルで因果と業徳の影響を積むことになる

   もともと、積んでしまったは、で相殺する

   しかないものだからね

   それに、業徳が現世で返ってくる事柄は、

   その相手からではなく、自分の運気として

   返ってくるものだから、因果も業徳も、

   マイナスを積んでしまえば、ドンドン悪い方向へ

   加速的に進んでいってしまうから、恐ろしいんだ

上島「ひえ~~~っ

透明「大切なことは、今をどう生きるのか

   自分の言動や行動の判断をしっかりとつけて、

   どれだけ行動できるのか
   
   そして、今の因果をどのように払拭してゆくのか

   にかかってくるということなんだ

上島「・・・先生・・・・俺、営業先の担当者に、

   どうすれば、許してもらえるんでしょう・・・

   今更謝っても、遅い気もするし・・・あっ

   これが、ダメなんですよね

透明「うんうんいい感じ

   謝って許してくれるかなんていうのは、

   二の次だよ

   そのことを反省しているということが
   
   相手に伝わらなければ、いつまでも因果は

   終わることはないよね

上島「そ、そうだった・・・でも、どうやって切り出せば・・・。」

透明「それじゃぁ~、上島さんにとっておきを教えてあげるね

私は、上島さんに12線のやり方を教える・・・。

上島「・・・3日ですか・・・。」

透明「この12線は、感情的因果の巡りを上手に利用した

   方法なんだ

   12の中で、相手の記憶にとどまり、意識させるには、

   相手の原始脳に刷り込みを起こす必要がある

   だから、今、上島さんに教えたスケジュールで、

   相手に自分が反省していて、これからは円滑な関係を

   結びたいと願っていることがわかる内容のメールでも

   電話でもいいから、伝えるようにすれば、徐々に

   相手の負の因果は払拭されるようになるから、

   必ず、行うようにしてみてね

   そして、いつか機会があれば、ちゃんとそのことへの

   謝罪を入れるようにすれば、完全に因果は断ち切れる

   はずだから、頑張ってね

上島「は、はい

透明「さてと、最後にもう一つ残っていたよね

上島「あっそういえば、彼女の件が

次回、乗り越えるべき因果についてお話します

続く・・・。

   

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コメント

  1. しゅ より:

    質問です。
    もし、負の因果を被せられたとして、その悪いことをした相手が、直接に謝ってくることはなくても、(被せられた側に)許す気持ちが芽生えた場合、両者の負の因果は、どうなるのでしょう。

  2. あゆ より:

    生きていくのが辛くなってきました( ; ; )

  3. サキ より:

    >あゆさん
    どどどどうしたんですか∑(゚Д゚)
    生きていくのが辛いだなんて!

  4. あゆ より:

    サキさん
    因果応報が怖くてです(^^;;

  5. サキ より:

    あゆさん
    ははは~、私、悪い因果生ませてしまったこときっといくつもあります。過去を思い出すと…(遠い目) だからこそ、自分に起こる悪いこと受け止めて、意識して悪いこと、ずるい考えを起こさないようにしております、30代主婦です! 今でも子どものおやつ隠れて食べたりしてしまいます!笑
    そこから生まれる悪い因果は怖いです(^◇^;)
    70歳まで生きれるとして、まだ折り返し地点きていないから、きっとこの先その意識を当たり前として行動を起こせば、悪い因果は持ち越さず良い因果のほうがまだ多いか?!まで行けるかな…と。
    安易ですみませんf^_^;)
    あゆさん、想像ですが…今までのコメントから優しい人の印象を私勝手に持ってました(o^^o)かつ若いという…笑。先生の大事な話、一緒に最後まで読んでたくさん良いことしたくなりましょー(^_^*) !…そんな楽観的な終わり方にならなかったりして…(ーー;)いや、きっと大丈夫かなっ!

  6. 名無し より:

    お話しの途中で失礼に当たるかもしれませんが質問です。
    今世で清算出来なかった因果は来世でツケ払いとのことですが悪行の報いで地獄の責め苦に遭うように霊界は罪を償う場所ではないのですか?それと転生した時点で借りのある人物が再生していなければどうなるのでしょう。もちろん被害者の子孫によって自分が仇討的な目に遭わされることはあり得るとは思います。人間の運命は殆ど生まれる前に決まっていて悪い事をしていても幸せな人は幸せで不幸な人は正しい努力をしても現世的にはあまり報われない気がします。徳を積めば来世では期待出来るのは間違いないとは思いますが。

  7. あゆ より:

    サキさん
    ありがとうございます^_^
    今からでも遅くないですかね(^^;;
    投げやりな感じで生きてきたので
    ちゃんと生きていこうと思います>_<

  8. サキ より:

    あゆさん
    お礼なんて、とんでもないです~!
    でもって今からでも遅いわけないです(^_^*)!!いや、私が断言することじゃないのは重々承知なんですけども笑(^◇^;) 前回の桐ちゃんの時、恵那ちゃんに対して、今までの経験は必ず役に立つとありました。ということは…今までのことがあったからこそ、これからのあゆさんの生き方が絶対誰かに対して良い因果を生むことがこの先たくさんあるってことですよね!!…言葉にするって難しい!笑
    あゆさん、応援してます(^_^*)

  9. サキ より:

    あゆさん
    でもって、先生のブログのコメントなのに勝手に反応してしまってごめんなさいm(_ _)m💦💦
    私のほうこそ、ありがとうございました!!

  10. 透明先生 より:

    >しゅさん
    良い質問ですね〜{ひらめき}
    因果を被せられた場合、受けた側がそれを許す{キラブルー}
    ということは、因果を断ち切るということになり、
    それは、断ち切った側の<色:#ff0000><太>〔徳〕となり、
    因果は消滅します{キラブルー}
    ある意味、悪い因果を受け、それを許すというのは
    相手を許すことに繋がるため、非常に尊いおこないだと
    私は想いますので、参考になさってみてくださいね{YES}

  11. 透明先生 より:

    >名無しさん
    お話わかりました。
    因果はあくまでも因果{ひらめき}
    業徳と直接的に関わりはありますが、
    因果が全て業になる、ということはありません{涙}
    現世で因果を返せば、業も増えず、
    地獄への判定というのは、あくまでも
    業徳の範囲での判断となるため、
    因果が残り、来世のカルマとなっても
    業が地獄へ行くほどの量になっていなければ
    地獄に行くことはありませんし、
    因果は来世の運命として、木人図に記載しなければ
    ならないため、来世での昇華が義務付けられます{止まるひよこ}
    もともと因果というのは、その人個人の問題となるため
    周りの人の評価や判断とは違ってくることもあります{YES}
    何よりも大切なのは{びっくり}
    <色:#cc0000><太>自分自身の因果を残さず、それと同時に
    <色:#cc0000><太>業を増やさないことだという認識をしていただけたら
    と思います{YES}
    ちなみに、前世でのカルマを昇華しなければ
    確実に業となりますので、必ず昇華を心がけなければ
    ならないのですが、何らかの理由で昇華相手が
    いない場合は、その次の来世に持ち越されるか、
    別の形で昇華をする方法をとることもあります{キラブルー}
    ただし、基本的には、カルマがある相手とは、
    ほとんどが同じ時代に生まれてくるように
    なっていますので、参考になさってみてください{YES}

  12. 名無し より:

    >透明先生
    とても詳しいお答え下さりありがとうございます。
    以前からひっかかっていたことなのでスッキリしました。
    何故忌み嫌うこの国に現在日本人として生まれてきた
    かさっぱり分かりませんが前世での昇華事項なのかも
    しれませんね。出来れば面倒臭くあまり効果的でない
    感じの輪廻転生システムから解脱して高次元の存在
    になれればいいとは思っているのですが。

  13. しゅ より:

    >透明先生
    質問のお答え、ありがとうございます{スマイル}

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