縁の園・8

(えにし)の園

 昴「・・・なるほどな

 陣「それは、厄介だね

 怜「透明は、その子とか、親とかと

   面識はないの

透明「うん

 円「それって、無理じゃない

 昴「墓事は、その家の人に協力して

   もらわないと、どうしようもない

   確かに、面識も無いとなると・・・

 陣「それじゃぁ~今から、俺が会ってくるよ

 円「ちょ、ちょい待ち

   アンタがいきなり行って、何を言うのよ

 陣「う~ん・・・お墓が良くないから

   直したほうが良いですよ、って

 怜「あほ

透明「確かに陣なら、出来なくはないかもしれないけど

   最初の導入で、怪しい認定されたら、もう聞いて

   もらえなくなると思うんだ

 陣「そ、そっか

 怜「・・・どうするの

透明「本当は、時間をかけて知り合いになっていければ

   良いのだけど、多分、時間があまりないと思う

 昴「どういうことだ

透明「状態が緩和したり、病巣がわからないとなれば、

   精神病棟への転院も示唆されているらしいんだ

 円「えっ

 陣「そ、そんな

 怜「判断早すぎ・・・

 昴「ふ~っ・・・仕方がないさ、医者の判断だからな

透明「だから、その判断の前に、何とかしてあげたいんだ

 円「でも、どうするの

透明「そこは、これから考える

   みんなには悪いけど 手伝ってくれ

 陣「もちろん

 昴「仕方がない・・・。」

 怜「うん・・・。」

 円「・・・まったく、アンタはお人好し過ぎ

   まあ、今回だけは手伝ってあげるわよ

透明「ありがとう

よしこれで、何とかなるかもしれないぞ

 円「ところで、さっきから言ってる病墓殺って

   どんな殺なの

透明「お墓に出てくる殺だよ

 陣「俺も、少しだけしか知らないけど、

   それって、ご先祖様との因縁とか、呪い祟りとは

   違うものなの

 怜「病墓殺は、あくまでも墓相の問題・・・。」

 昴「墓相=墓地、墓だから、その中に入っている

   ご先祖様から来るものじゃないんだよなぁ

透明「そうだね家に家相があるように、墓にも墓相がある

   特に墓相は、ご先祖様と今を生きる子孫を繋ぐ

   大切なものだから、下手をすると家相よりも

   影響力が強いこともあるんだ

 円「家相より強いって

透明「もちろん、住んでいる家は非常に大切な運気の媒体

   でも、人間はそれだけでは足りない部分も多い、

   それを補填してくれているのは、連綿と続く家系の運

   もちろん、家相がバッチリで途轍もない運気を運んで

   くれる家であれば、それで十分足りるかもしれないけどね

 怜「でも、家系の運・・・つまり、遺伝子に影響を与える

   気質としての運気は、外からの運気よりも根深い・・・。」

透明「さすが、隠者の森の管理者良くわかってる

 怜「

 円「どういうこと

透明「簡単に説明すると、人が産まれる時、最初に身体を

   構成するのは、遺伝子情報だよね

   この遺伝子を構築するエネルギーは、家系(血)が持っている

   気質となるんだ

   そう考えると、今を生きている人間は、全てこの気質から

   できていて、この情報いかんでは、産まれてからの生き方が

   大きく変わる

   もちろん、この気質に悪いも良いもないのだけど、

   身体を構成する気質は、直接的な運気として

   身体に供給され続けているんだ

 陣「その運気は、尽きることがないの

透明「ご先祖様が、霊界にいるうちはね

 円「どういうこと

透明「これは、詳しく話すと日が暮れちゃうから、簡単に言うけど、

   ご先祖様が霊界にいるということは、あの世と今を生きる

   人間は家系(血)で霊界と繋がっていることになる

   霊界の気質は、この世のどんな気質よりも純粋で

   良質な運気となるんだ

   この運気は、直接的に身体に入ってくる気質だから、

   外から入ってくる運気よりも早く身体に取り込める

   しかし、産まれてからは、ご先祖様と直接繋がることは

   媒体を通じてしかおこなえない

   まあ子孫、複数人に送らないといけないからね

   そういう意味でも、媒体は大切で、その媒体がお墓となる

   わけなんだ

   もちろん、お墓の墓相が悪ければ、その恩恵は減ってしまったり、

   下手をすると、曲がって入ってきてしまうため、受け取る人間の

   遺伝子に偏った気質が入ってきてしまうため、災いとなったり、

   病気になったりもするんだよ

もう少し、墓相の話を続けますね

            続く・・・。

   

昴と透明先生のお店

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コメント

  1. ヨネコ より:

    そうだったんですね…墓相。
    娘がずっと入院続きだったのは、母が父の納骨をせず、何年も放置し続けていたのも要因のひとつなのかな…。
    色々と考えてしまいます。
    続きが気になります。

  2. サキ より:

    はい!詳しく知りたいです!🙏ありがとうございます🌟

  3. より:

    墓相きになります。
    父方の先祖代々のお墓を、新しく分譲された場所に移しました。 墓相が良いか悪いかわかりませんが、あまり子孫がよい状態にいないので、めっちゃ気になります。

  4. 和樹 より:

    霊界にご先祖様がいらしたら、墓地を通してつながっている……
    特に何かあったとかないけれど、それはなんかちょっと嬉しい。
    その割には、父を納骨するまで、ご先祖様のお骨が地下水で水没してたことに気づかずorz
    (山の中腹にあるのと、古い墓地なうえに20年以上開けてなかった~💦)
    ……墓相以前の問題…
    墓粗相だ°・(ノД`)・°・
    日当たりはよいのですが、なにぶん、イノシシも出没する山、墓地の場所自体も大丈夫なのかしら……ちゃんとした平地がよいのかしら……
    坊やのような状態になってしまうのは、相当な条件が当たってしまったのでしょうか、
    今までは大丈夫だったのに、何か墓相かま突然変わってしまったのでしょうか
    墓相で何がよろしくないのか、何がよいのか……(´;ω;`)

  5. おおとり より:

    やはり、お墓問題は大事なんですね。
    お墓問題に関して、ここ15年くらいずっと歯がゆい思いを抱えているので詳しく知りたいです!
    今のところ、墓を勝手に潰した本家にしか不幸は続いておらず(潰した途端に誰かが事故に遭って寝たきりになったり、病気になるなど)、
    自分含む実家は至って平穏なので、本家限定でご先祖様が守れなくなったと解釈していました。
    墓相、墓問題は根深そうです・・・

  6. バンビ より:

    これは気になりますね〜!
    血脈なのか、婚家なのか、納骨堂の様な形式はどうなのか、散骨はどうなのか、外国にある他の宗教のお墓はどうなのか、、、?
    かなりイレギュラーなお墓問題を抱えているので凄く気になります!
    最近は土地やお金や宗教問題から、ひとまとめにする集団のお墓?も多いですし、、
    最後まで読んでから質問させていただくかもしれませんm(_ _)m

  7. ゴールドキング より:

    透明先生 皆様
    こんにちは。^ – ^
    透明先生のブログ読者でよかったぁ。
    墓相 知りませんでした。
    また メモメモ です。

  8. E7#9 より:

    自分の家系(父方)は問題が多過ぎ。親戚一同、低学歴・低収入・離婚・いつも病気など{汗} カルマの多い由緒正しい立派な(笑)家なら家系図位ありそうだがそれもない{笑} 突然変異でスピマニアの私が出てきたんだけど多少頭がいいだけであとは災難しかない日座中殺です。墓相についてかなり前に認識していて納骨堂を止めて寺の敷地に墓を建てました。金は自分の親が出し、設計は私が担当。排水を良くするため地下の底の一部に砂利を敷いたり、骨壺を素焼きとかetc。何分、寺が田舎なもので斬新?な発想に驚かれたようです{笑} 私の対応が良かったのどうか分かりませんが透明先生のお話しを参考にと思ってます。と言っても死人が多いので間もなく満杯になり先祖代々の墓に自分が入るのは無理かな。いずれにしても独身でそのうち身寄りもなくなるので無縁仏扱いになっても仕方ないけど…

  9. あゆ より:

    墓相とかあるんですね。
    心配になってきました。

  10. junko より:

    墓相とはちょっと違いますけど、お墓の事で揉めてた時、御先祖様方が枕元に出てこられて訴えられた事があって
    滅茶苦茶怖かったの覚えてます。(今まで体験したことなかったので😅)

  11. サキ より:

    お墓…主人の父は長男で、主人も長男なのですが、お墓は義父の姉が管理されています。そしてすでに義両親は自分たちのゆくゆくのお墓を作っちゃいまして。。。私たちもそこに入ることにいずれなるかもしれないのですが、分家扱いになるのかなぁ?? 新しいお墓にはご先祖様誰もいらっしゃらないことになるのかな?義父さんが例えば(ごめんなさい)最初にお墓に入れば、そこには義父さんしかいない、ということになるのかしら。
    だとしたらどうしたらいいのか…
    私も先生のブログに出会えてご先祖様を大事にしたい気持ちは山々です。🗻
    わからないことが多すぎて、ご先祖様に想いが届いていなさそうですが…💦これを機に恩返しがしたいです。

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