判断の基準
・13
透明「あの世は、苦痛もなく人が人として
今までの知恵を携えて暮らす場所です
そこには、厳しいルールがありますが、
秩序と均衡の取れた楽園でもあります
しかし、この楽園に入る為にはある程度の
適性も必要で、こちらの世界でどういった
生き方をしてきたのか何を得たのか
が重要となります」
作治「・・・・お前の話はいまいち入ってこねぇ~なぁ~
要するに、あの世は良い所だが、そこに入れる
確証もない、ということか」
透明「あっ・・・確かに、あまり魅力的に聞こえない
ですねぇ~
う~ん・・・もっと分かりやすく例えてみましょう
」
作治「」
透明「例えば、作治さんはどうしても旅行したい場所がある
とします
そこは、昔懐かしい感じと、自分自身が理想とする
生活ができる場所です
そして、その場所では、会いたい人と「会いたい」と
願うだけで会うことができ、食べ物も飲み物も
この世のモノとは思えないほど美味が揃っています
皆、その楽園に行けば、シガラミなどを忘れられ、
もう帰りたくない、と思ってしまうほどの環境が
整っています」
作治「ほうあの世はそんな場所か
」
透明「ええただ、問題もあります
それは、あの世からこの世に修行の為に降りてきた際、
いくつかのお題目をこなしてからじゃないと、
その楽園に帰ることが許されていないということです」
作治「」
透明「簡単に言えば、作治さんがその楽園に帰るためには、
その場所まで帰る旅費を稼いでおかなければならない
というわけです」
作治「なんだ金か
」
透明「残念ですが、お金はその楽園には持ち込めません
もともと楽園では、全てがタダですから、必要が
ないんですよ」
作治「じゃ、じゃぁ~ 旅費というのは何なんだ
」
透明「それは、徐々にお話してゆきますので、焦らないで
聞いてくださいね」
作治「・・・・。」
透明「この世に修行・・・つまり、仕事に来ている私達は、
この世で帰りの旅費を稼いでいます
そして、いざ帰る時になったら、そのお金は色々な
ところで、払わなければならなくなるんです
よく聞くと思いますが、まず最初に修行を終えて
帰路につく際、あの世とこの世の境界線である川を
渡らなければなりません」
作治「・・・もしかして、三途の川か
」
透明「はいまあ、ネーミングがちょっと暗いので、
サンズリバーとかいう観光名所だと思って
ください」
作治「どうでもよくねぇか」
透明「イメージは大切です」
作治「そ、そうか・・・」
透明「サンズリバーは、その名称と同じで、一途に思う
場所まで行くのに、三箇所の名所を通る1つ目の
観光スポットです」
作治「ぷっ 観光名所か
」
透明「はい
その観光名所では、向こう岸に渡るための船が
用意されていますが、もちろん、観光名所ですから、
渡船券が必要になりますよね
そこで必要になるのが、この世で稼いだ旅費です
この時、旅費が足りないと、その場にとどまるか
もしくは、泳いで渡らなければなりません」
作治「お、泳いで渡れるのか」
透明「どうですかねぇ~
正直、泳いで渡れる距離ではないと思いますよ」
作治「ど、どれくらいあるんだ」
透明「距離にして、日本列島横断と同じくらいの距離です」
作治「無理だ・・・」
透明「でしょ」
作治「・・・もし、旅費が足りなくて、川沿いで
立ち往生していたら、どうなるんだ」
透明「警備員(鬼)が来て無茶苦茶怒られます」
作治「本当か」
透明「ええ警備員は観光名所を守る義務がありますので、
下手をすると川に投げ込まれてしまい、強制的に
牢屋(地獄)へ連れて行かれることもあります
川で溺れると、自動的に牢屋へ運ばれてしまう
ようにできていますから」
作治「う~ん・・・」
透明「さて、運良く旅費が足りた作治さんは、次に
観光名所の一つ絢爛豪華なお城に辿り着きます
」
作治「おお」
透明「しかし、ここは入国審査を受ける場所でもあります」
作治「なに~」
透明「せっかく来たのに、中に入れないのは嫌ですよねぇ~
入国審査には、手続料として、この世で稼いだ旅費から
入国許可証代を払う必要があります」
作治「も、もし、それが足りなければどうなるんだ」
透明「足りない場合は、次の入国審査所まで行っていただき、
再度入国審査を受けてもらうことになっています」
作治「それは、どういうことだ」
透明「まあ、もしかしたら次の入国審査所では、安く
入国許可書が手に入るかもしれないからです」
作治「そ、そうなのか」
透明「ええ それに、次の入国審査所に着くまでに、
もしかしたら、この世から仕送りがあることがあるので、
それで足りる場合もありますから、チャンスは多い方が
良いですよね」
作治「も、もし、最終的に入国審査に通らなかったら」
透明「その時は、不法入国をしようとしたということで、
牢屋(地獄)へ連れて行かれます」
作治「う、うう そ、そうか・・・・
」
透明「さて、入国審査を終えた作治さんは、晴れて
あの世の地に足を踏み入れます」
続く・・・。
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コメント
おはようございます☺️
サンズリバー…(笑)朝からにやっ😁と笑わせてもらいました🎵
楽園に行くための旅。凄く解りやすくて面白くてすっと頭に映像化出来ますね😆旅費は徳になるのでしょうか?
業徳の話はなんとなく分かったものの、やはり漠然とした感じは拭えないです
人のため、神仏、先祖のために何かすればいいってことですけど、それ以外にも今生の命題を果たすために生きてるわけでもあるわけですよね
でも、自分のための努力はあまり徳積みにはならず、それでも命題が果たせないと大往生はできないっていう事だから、一重に業徳勘定するだけではダメな気がします
うーん、生きるってよく分からない(´-`).。oO
透明先生おはようございまーす✨
今日もとっても為になるお話ですねー❤
大事な事だと思うので、子供達にもわかりやすく
命を大切に、一生懸命生きられるように
おはなししようとおもいまーす✨
透明先生、皆さまおはようございます。
あの世の仕組みを海外旅行の様に例えて、凄く分かりやすいです。
サンズリバー・・・日本語と英語を組み合わせただけなのに、急に ”太陽が照り輝く川”的な素敵な意味合いに!!素敵なネーミングセンスだなと思います。
何となく、自分には長い寿命を与えられている様な気がするけれど、本当に、旅費にゆとりを持てる生き方、
自分の信じる道で納得の行く生き方ができればと思います。
サンズリバー(笑) 明るい場所に思えますね{スマイル}
仏様の面接かー💦
骨に筑前橋された行いの数々…
けっこう、大小ダメダメ重ねていますね
軽ーく鬼に突き落とされる(^_^;)
死ぬのは怖くなくて、地獄に落ちるのが怖い、というのが正直なところ💦
あ、アクセス様、五周年おめでとうございます!
なるべくなら、生きているうちにたくさんの徳を積みたいですが、自分の中の真実や正義に則って行動することが徳を積むことに繋がっているかといえば…(×_×)
サキさ~ん💦💦
私もまだまだです~(つд;*)
透明先生の下で、共に学びを深めましょうね~😊
サンズリバーの大きさに圧倒されました。旅費高そうです。
入国審査まである!
生きているときに旅費を稼ぐという発想は大切ですね。
生きている時の方が稼げるのですかね。。?
念願の叶い、踏み入れたらあちらの世界では暮らしやすい社会のイメージですね。
修行が認められるという意味でこの世での行いや、身につけた知恵は、あの世にも持ち越せるイメージが湧いてきました。ん?持ち越すと厳しそうなものもありますが!
透明先生はいつも分かりやすいお話でありがたいです。この間、京都の醍醐寺がテレビで紹介されていました。座主、という言葉にドキッとしました。
何となく思うんですが、「それなら徳を積もう!」と意識して積んだ行いって、徳にはなっているんだろうけど、広大なサンズリバーを渡れるような物ではない気がします{涙}
自分がやり残していることって何だろうって、時々考えます{スマイル}
現代の日本においてこういう仏教的な死後の世界や裁きを信じる人ってどんだけいるのかな?今回のトピックとちょうどシンクロして祖母が亡くなったのですが今どの段階にいるのか。祖母の宗旨では49日間お供えの食べ物とか備えなくてよいと言われましたが個人的にそれは間違いと思っていてお供えが現界からの功徳になると確信?しています。また子孫が死者への直接供養する事だけでなく一般的に徳積みする事も重要みたいですね。霊界を認めない多くの人達はあちらに行ったら困惑するでしょうね。自分が否定する世界に自ら居る訳ですから。
透明先生 皆さま こんばんは{月}
サンズリバー 何度読んでもクスッとします{スマイル}
どういう事が徳を積むのかわからなくなってきました{わお}
どこかで家族の物を洗濯しているだけで神様から「徳を積んでるなーって」言われてるのとか読んで
そしたら家族の為に家事とか仕事とかやってる父母は徳積みまくりですよね。
そんなに簡単に積める事なのかなぁ{考えるひよこ}
誰かのために見返りを求めず何かをする事がどんな小さな事でも全て徳?
あっ 質問ではないですよ。
徳とか業が自分にどれくらいあるかゲーム{コントローラー}みたいに見えるといいのに
うわぁ{ショック}勉強になります{鉛筆}
サンズリバーって泳げない距離なんだ!しかも溺れたり渡れないと牢屋行きだなんて!!
なるほどぉー
入国審査管は閻魔様ですよね{なんで}
ずxちと透明先生が大好きだけど、最近のブログでの口調の先生がもっと好き
{ラブラブ}
今回の作治さんとの会話のテンポがいいなぁ{ラブラブ}
先生!
昔聞いた話がそのまま、それ以上に詳しくて凄いです、楽しく読まさせて頂いてます。
いつも勉強になります♪
それから、
先生のブログに出会ってから5年程ですが、確実に枝から幹に移ってると実感の日々の毎日です。
年単位で激動をしながら、来年はまた大きく舵をきります。
あの苦しかった頃には思いもよらない毎日です。
まだ雲を掴むような感覚もありますが、泣く日々は過去になってきました。
ありがとうございます。
感謝申し上げます。