奇々怪々
・5
透明「知念さんひとつ聞いても良い
」
知念「はい」
透明「チビ助が知念さんのところに来た
経緯を教えてくれますか」
知念「えっあ、はい・・・
チビ助は・・・・・。」
透明「どうしました」
知念「あっご、ごめんなさい
チビ助は、ご近所の方が」
透明「知念さん本当のことを教えてください
」
知念「・・・ごめんなさい・・・
・・・実は・・・」
知念さんの話では、寺の裏にあるお堂で
チビ助は死にかけていたとのことだった・・・。
その側には、変わり果てた母猫が横たわり
どう見ても、何かで殴られたような跡が
あったという
知念さんは、もしかすると寺の関係者が
行なった行為かもしれないと、話すことを
ためらっていたようなのだが・・・。
透明「なるほど・・・」
知念「すみません・・・先生にご相談に来ているのに
隠そうとするなんて・・・私・・・
」
透明「う~ん」
知念「ご、ごめんなさい」
透明「えっあっ、いやいや
別に隠そうとしたこと
は気にしていませんよ」
知念「えっ」
透明「それよりも、これで私の思っていた通りに
なってしまったことに悩んでしまって
それと、その母猫を殴ったのはお寺の関係者
ではないですから
でも、惨いことをする人間がいたのは確か
です
なんだか・・・・・」
私は、膝の上で気持ちよく寝ているチビ助を見て
悲しい気持ちになっていた
知念「先生先生の思っていたことって一体
」
透明「母猫でしょう・・・」
知念「えっ」
透明「多分、母猫の怨霊が曲がった形となって
現れてしまい、チビ助を守ろうとする
行動が、逆にチビ助をあの世へ引き込もうと
する形になってしまったんだと思います
ベスが言う、大きくて小さいは、姿は小さくても
まとっている怨念の量は大きいということ
危ないモノというのは、私のとらえ方の間違いで
人ではないだけで、動物だったということです
月から来るというのも、夜それも亡くなった時間
にだけ怨霊が現れることから、月の出る時間に
決まってチビ助を迎えにこようとしているために
ベスはそう表現したのだと思います」
知念「で、でも、父は視えないと」
透明「ええ怨霊は視えなかったと思います
」
知念「えっ」
透明「多分、怨霊は墓の側にいて、怨念だけが
チビ助を探し回っていたのではないかと
怨霊である実体が直接探し回っていたなら
お父さんでも確認はできたと思いますが
怨念だけでは、霊視でとらえることは出来ません
怨念をとらえるには、視覚以外の力が必要に
なるものなので、嗅覚の強いベスには、怨念を
とらえることが出来たのだと思います
だから、ベスは流れてくる怨念に威嚇して
いたのではないでしょうか」
知念「な、なるほど・・・」
今回の一件、謎は解けたが・・・。
私には、今回のことが一筋縄ではいかない
予感がしていた
続く・・・。
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コメント
透明先生 おはようございます。
そでしたか
母猫の怨念ですか{げっ}
神様はそのようなことはしないですね。
月読の神様 ごめんなさい{ごめんなさい}
ここ数年 えげつないことをやる人
多いですものね。
殴り殺すなんて酷いことしますねぇ・・・
子猫への愛情が怨念になってしまったから
処置が難しいのでしょうか。{はてな}
母親猫の怨念が無事成仏できますように
合掌
そこに怨念がおんねん…
orz
透明先生{ハート}
怨念ですか・・・・・{げっ}{汗}
相変わらず動物を虐待するような人がいるんですね。
抵抗も出来ない弱い動物に、どうしてそんな事をするんだろう{プンスカ}
同じ人間として恥ずかしい{ダウン}
しかし、
子供を守る気持ちが、そんな形になるなんて
ホント、切ない話です{グズン}{涙}
先生は動物と話が出来ても、
怨念となった猫と話??そんな事も出来るのかなぁ{汗}
化け猫とか言うくらいだから、
猫の怨念なんて、すごく強力で怖そうだし{どくろ}{どくろ}{どくろ}
たしかに一筋縄ではいかなそう{汗}
私も母猫が先生の力で無事に成仏できる事祈ってます{キラリ}{YES}
…当たってしまった…(ー ー;)
小さくて大きいってあったので
チビ助ちゃんのパパかママだと姿は小さいだろうし、親が子を思う強さになんだか似てるなぁって思ったんですけど。。。
そんないきさつがあったなんて。
ほんとに、そういう事をされる方の心理はどうなってるんだろ。
ベスが母猫の墓に菊の花をお供えしたらこの件は解決すると思います。
そのこころは、、、
ベスのはながきく
orz
>m様…落ち着いて(苦笑)
さて…ブログに戻り、真相はそうだったんですね…
チビすけちゃんママの無念さが、こんな形で現れようとは…それほどに深く痛ましい…
念が消えて、チビすけちゃんが救われるといいですが…
そのために先生が危険な目に合うとなると、それはまた心配で…
サキさんおっしゃるとおり、虐待とか嗜虐とか感情の捌け口、間違ってますよね(>_<) 幽霊や念を産む…人間の残忍さが一番怖いかも
親が子供を深く愛し想う気持ちは、全てを超越してしまうんですね。
(;_;)心が痛い。
先生のブログでは沢山の親の愛を感じさせて頂いております。
母の愛は偉大です。
愛憎なんてものもあったり、愛って、こんがらがって絡まってしまうと、やっかいだけど、真っ直ぐで純粋な愛がミラクルをおこしたりするから、愛って凄いなぁ、なんて最近よく感じてます。
人も猫も母の愛は一緒。
愛情から現れた怨念より、恐れるのは命を消すまで殴り続ける暴力を行う人が、普通の人間として何食わぬ顔で暮らしているという事実ですね。
動物虐待から エスカレートして行くんです。
神戸の事件を思い出しちゃいました。
以前 野良の子猫が時々 当家に来たので
ミルク等をあげていたのですが、
突然 こなくなりました。
隣の家の変わった母子の餌食に
なっていなければいいのですが・・・
悪霊は臭いと聞いたことがあります。
悪霊と怨念は別物で存在するのですね。
チビ助がこの世で 幸せになれますように。
お母さん猫には、何匹の子供がいたのでしょう……。
母猫を殺してしまった人?は、もしかして母親や誰かから虐待などを受けたり厳しく育てられたのでしょうか、、、そこにも、ひん曲がった愛の形や渇望が感じられます。
子猫や母猫や不憫に想うのと同時に、殺してしまった人?にも不憫を感じます。
不幸の連鎖を生まないように、沢山の人に愛を与えられる人間になりたいと心より想いました。
しかし、3ヶ月くらいの子猫や子犬のうちに人間の勝手で母親から離されてしまうペット達、、、沢山愛して幸せにしてあげなきゃいけないなと、またまた心より想う今日この頃でした。
透明先生も読者皆様も沢山自分を愛してあげて沢山幸せになってくださいね^_-☆
和樹さん>
すみません^^;