下は大火事
上は大水
な~んだ
・4
時間は、14:30分
透明「・・・万物を司る宿曜二十七・・・・
放させ包せ・・・底宿(ていしゅく)・・・。
ふ~っ
13個目、後半分
」
ご飯を食べ、復活した私は足取りも軽く
目的地へと歩いていた

途中長い上り坂が体力を奪うが、
何とか峠を越えて下りに差し掛かる
透明「はぁ~
ここからは下り坂だ~
取り敢えず一息つこう・・・。」
私は、近くにある岩に腰を下ろし、先ほど
購入したお茶をゴクゴクと飲み干す

「み・・・・・ず・・・・。」
透明「
」
「み・・・ず・・・・・。」
いや~な予感・・・
透明「ゾクッ
」
一瞬にして辺りが暗くなる
太陽が分厚い雲に飲み込まれ、まさに出るには
うってつけの条件が揃っていた
「み・・・ず・・・・。」
「み・・・・・ず・・・。」
「うう・・・・・っ・・・・。」
透明「(・・・1、2、3、4、5人か
)」
突然、背中がズッシリと重くなる
私は、なるべく相手にしないようにするため
無視を決め込むのだが・・・。
霊A「いっしょに・・・・。」
霊B「・・・・こっちに・・・こい・・・。」
霊C「・・・みず・・・みずをくれ~・・・。」
霊D「・・・・・・うううっ・・・・・。」
霊E「いたい・・・いたいぃぃぃっ・・・・。」
透明「・・・・・・・。」
う~ん・・・さっきから無視し続けてるのに
目の前に顔をだしたり、身体を揺さぶろうと
したり、気づかれるように必死
私は、このテのことはしょっちゅうなので
慣れているが、この子達はかなりシツコイ

本来は寄ってくる子を全て相手してしまうと、こちらが
おかしくなってしまうので、極力相手はしないのだが・・・。
霊A「・・・おい
こいつキヅカナイぞ
」
霊B「・・・ねてんのか
」
霊C「・・・みず・・・くれないかな
」
霊D「なんで・・・キヅカナイの
」
霊E「どんかんなんじゃない
・・・いたたっ・・・。」
透明「・・・・・イラッ
・・・ブツブツ・・・。」
霊B「・・・なんでカラダにはいれないんだ
」
霊E「いたたっ・・・すきまがナイね
」
霊A「なんか・・・ハラたつ
」
霊D「・・・ブツブツいってるけど・・・。」
霊C「あたま・・・おかしいんじゃないの
」
透明「ブチッ
喝~~~~~っ
」
全霊「ヒッ
」
透明「さっきから黙って聞いてれば
言いたいこと言いまくって
そこへ直れ~~~っ
」
全霊「は、はい




」
霊A「で、でも、からだうごかない・・・
」
霊D「なんで
なんで
」
透明「ワザとそうしたの
視たところ全員若いけど、なんでこんな
山の中にいるの
」
霊B「えっ・・・おれはバイクで・・・。」
霊E「おれは、トウゲをせめてて・・・。」
透明「なるほど
皆、走り屋ってことね
事故って亡くなって、土地に縛られたってことか
それで
」
霊D「そ、それで
」
透明「仲間でも増やそうとしてるわけ
」
霊C「いやいやいやいや

そういうわけでは・・・
」
透明「じゃあ、どういうわけ
」
霊A「だれかに・・・キヅイてもらいたくて・・・
」
透明「そっか
それじゃ~、罪を犯してはいないんだね
」
霊B「ツミ
」
透明「君たちのせいで、誰かが亡くなったりしたことは
ないんだよね
」
霊D「とんでもない
そんなことしませんよ
」
透明「わかった
信じるよ
」
霊A「えっ
しんじてくれるの
」
透明「うん
だって、してないんでしょ
」
霊C「・・・してないけど・・・。」
霊E「いたたっ・・・いたずらは
いたずらはしたけど・・・・。」
透明「どんな
」
霊B「カラダにはいって、おどかしたり・・・。」
透明「う~ん、あまり良くないことだけど
その程度なら許される範囲かな
」
霊E「ゆるされる
」
透明「そう
今から、君たちをちゃんと成仏させて
あげるのに、罪が大きいと送れないことも
あるからね
」
霊D「そ、そんなことできるの
」
透明「君たちが望むなら
」
全霊「・・・・・・・・。」
透明「どうする
」
全霊「オネガイシマス




」
透明「OK
それじゃ~、ここに手をついて
」
私は、先ほど座っていた岩を媒体に、持っていた
水を周囲に振りかけ、先ほどお婆さんから
頂いたおにぎりをひとつ供えて印を結ぶ


透明「オンアボキャベイロシャノウ・・・・。」
媒体となった岩は、簡易的な墓石となり
霊道をつなぐ・・・その道を通り5人の霊は
導かれるように歩み出した





霊A「ありがとう・・・
」
霊B「・・・でも、きをつけて・・・
」
霊D「このさき、きけんだよ
」
霊E「うかいしたほうがいいよ・・・
」
霊C「おにいさん
ほんとうにありがとう
」
5人の若い霊は、私に手を合わせ礼を尽くして
あの世へ旅立った
透明「う、う~~~~ん
・・・この先、危険って

そう言われても、迂回できないし・・・
」
私は、霊達の最後の言葉が気になりつつ
一路、秩父へ足を進めた

目的にまで、後、26キロ
続く・・・。
おすすめのお店で~す
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コメント
以前にも土地の自然結界でしたっけ?閉じ込められた霊の話ありましたね
どんなに苦しくても悔しくても怨み残しても、また不本意に閉じ込められたとしても、魂はやはり成仏されたいんですよね
うーん、ピンポイントで呪文唱えられたりしてらっしゃるし、秩父まで歩かないといけない長い道のりには、先生の力で解決する必要がある状況におかれている、ということなんでしょうか
迂回もダメみたいだし、一つ一つクリアしないと、ステージ上がれないとか?{CARR_EMO_334}
秩父にラスボスがいるのかな(^_^;)
次回は予告の危険{CARR_EMO_276}ゾーン?{CARR_EMO_334}
読者精神衛生上、この緊張はよくありませんが(;_;)でも読みたい(苦笑)
透明先生のお心遣いに、全霊が泣いた…{ごめんなさい}{おばけ}{ごめんなさい}
すみません! 私も退散いたします~{ダッシュ}{汗}
ここからの下り坂が、大火事なんじゃ…((((;゚Д゚)))))))
にしても、走り屋くらいの人たちがお兄さんって先生のことを呼ぶってことは、先生は30~40代くらいなのかなぁ~(*^◯^*)なんて思ってしまいました、うふふ~!