百忌怪談・6
怜「透明は知ってると思うけど、二人は、
忌念障気(きねんしょうき)って、知ってる」
円「」
陣「知らないな~」
透明「いきなりそこから話すの」
怜「忌念障気っていうのは、忌むべき念から生じる
障気=毒気のこと・・・。
この話は、私がゲートキーパーとして
仕事をはじめた頃の話・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
当時の私は二十歳になったばかりで、
この世の理やあの世のことなんて、どうでもよかった
それでも、ガーディアンとなったのは、自分でも
押さえられない能力を制御するため、そして、
この能力が何のためにあるのか知るためだけに
ゲートを見守っていた
ある日・・・
道場にいた私は、突然師匠に呼び出される
師匠「お~い怜」
怜「は~い何でしょう」
師匠「お前にお客さんだよ」
怜「お客」
そこには、初めてみる白髪の男性がいた。
和泉「おお~この子・・・いやこの方が
ゲートキーパーの・・・。」
怜「・・・・・怜ですどうも・・・。」
和泉「怜先生」
怜「せ、先生」
師匠「くくくくくっ・・・。」
怜「・・・先生、笑いすぎ」
師匠「悪い悪い和泉さんは、私の知り合いの
政治家さんだよ
お前に力を借りたいらしいんだ」
怜「」
和泉「じ、実は・・・。」
和泉さん曰く・・・。
先月、彼の父親が亡くなり、亡くなる前に
非道く怯えて言い残した言葉が気になって
師匠に相談に来たらしいのだが・・・。
師匠「まあ、この手のことは、怜が適任だから
お前にまかせるよ」
・・・なにか、違和感がある
怜「・・・先生、試してます」
師匠「あははっそんなわけないじゃないか~
ハッ・ハッ・ハア~ッ」
怜「わ、わざとらしすぎる
ところで、和泉さんお父さんは何て」
和泉「ええ
死にたくない死んだら喰われると・・・。
何度も何度も言っていました」
怜「・・・死んだら、喰われる・・・。」
師匠「二コッ」
怜「・・・調べてみます
お父さんの写真か、遺品はありますか」
私はこのとき、これから起こる恐怖を
知るよしもなかった・・・。
続く・・・。
ゲートキーパーとは
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
透明先生 こんにちは{ルンルン}
透明先生のブログは
検索かけても出てこない事柄が
あるので
大変勉強になります。{YES}
怜さんの お話も大変興味があります。
今後の展開に注視します。
兄弟皆さんの話から、それぞれ選りすぐりの一話を、ブログには抜き出されてるのでしょう、
ちょっと妄想もとい想像{CARR_EMO_334}…にはキツイ展開のような予感…
陣さんリアクションと、先生のツッコミが頼りです!
ドキドキ(O_O)
透明先生と兄弟弟子の方々がこの手のノンフィクション体験談本出したら絶対欲しいです((((;゚Д゚)))))))御守り必須になりそうですけど…