鑑定ファイル１０ー７

鑑定ファイル１０／東野さん７

「ガチャ」東野さんの家の中に入り風水のかかり具合をみる

透明「取り敢ず、家の中心から風水盤を使い

　　　もう一度風水の状態を見直してみましょうね」

東野「お願いします」

透明「あの～　奥様には、了解取らなくて大丈夫ですか」

東野「いいんです妻が連れてきた風水師のせいでこうなった

　　　可能性もあるんです　文句は言わせません」

やれやれ・・・

透明「ダ・メ・で・す

　　　東野さん、勘違いしちゃいけません

　　　その風水師がおこなった風水がすべて悪いとは言えないですし

　　　風水はかけてからが大切なんです

　　　家を守る奥様の協力は不可欠だと思いますから、

　　　奥様にも話しを聞いておいてもらいたいんです」

東野「・・・わかりました　先生がそこまで仰るなら・・・」

そう言うと東野さんは奥の部屋にいる奥様を連れてきた。

透明「今日は、はじめまして透明です」

奥様「すみませんねぇ

　　　私が知り合いに頼んだことでこうなったんですよねぇ」

やばっ　自暴自棄になってる

透明「そんなことないですよ　風水は家を建てるには、

　　　大切な知識ですから決して悪いことでは、ありませんよ」

奥様「そ、そうですよね　そう思われますよね」

東野「・・・。」

透明「ただ、お知り合いは

　　　まだ風水師歴が短いかもしれないですね」

奥様「そ、そうなんですか」

透明「今見ている限りだと少し穴がありますから、

　　　今日はその穴の空いた部分を

　　　埋めるお手伝いだけさせてください」

東野「先生　そんなに先生が気を使わなくても　こいつが」

透明「し～っ　東野さん、気づいていましたか

　　　奥様が少しでも家の状態を良くしようと

　　　きつい身体を押して掃除を欠かさないでしていることを」

東野＆奥様「」

透明「家を綺麗に掃除して、整頓することは

　　　風水を回す為の基本ですし

　　　これだけ細かく綺麗にでるのは、女性の感性が無いと

　　　できないですからね　気がつきませんでした」

東野「そうなのか」

奥様「・・・一応・・・。」

透明「お二人とも、今回のことでチョットしたすれ違いをして

　　　言い争いになったりしていたと思うのですが」

東野＆奥様「」

透明「大切なのは、お二人ともご家庭を良くしたいと思って

　　　家を建てたり風水をかけたりして頑張ってきて

　　　状況が悪くなってもお互いを思いやって

　　　仕事そっちのけで看病したり

　　　辛い身体を押して掃除をしたりして

　　　状況を改善しようと努力して来たということを

　　　もう一度思い返して下さい

　　　お二人とも同じ方向に向かって頑張ってきたのですから、

　　　もう一度だけ奮起してみませんか

　　　私が必ず良くなるようにお手伝いしますから」

東野＆奥様「・・・はい・・・」

さて、お待たせしました　仕切り直しましょう

先ほども出てきましたが、風水を円滑に回す為には

家の中を綺麗にしておくことが一番大切です

例えば栄気を綺麗な飲み水と例えると、

それを溜めておく器が家となります

皆さんいくら純水といっても埃まみれの汚れだらけな器に

入った純水を飲むのは抵抗ありますよね

それと同じで栄気も汚れた所につかっていると

質が落ちてしまいます

それと、家は栄気を溜める場所ですから、

ゴチャゴチャと物を置きすぎてスペースが無ければ

空いているスペースにしか栄気は入ってきません

本来理想とされているのは、極端ですが家に何も無いこと

そうすれば、その家には栄気がイッパイに入るということです

ですからこれから

怒濤の如く自分で出来る風水の知識をお教えする前に

是非家の掃除と整理整頓をして、

二日後のうPに備えておいて下さいね

　　　　　　　続く・・・。

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