判断の基準
・5
七子さんは、重たい口を開く
七子「それで、息子が一緒に来ないか
って
言うんだよ・・・。」
透明「今どき珍しい、親孝行な息子さんだね
でも、それで七子さんが悩んでしまって
いるんだね
」
七子「そうなんだよ・・・
」
透明「慣れない海外での暮らしも不安だし、
自分が息子さんの足を引っ張って
しまわないか
も考えてるね
それに、この園で得た友達と離れることも
寂しいよね
」
七子「さすが、透明ちゃんだね
私の不安を全部理解してくれてる・・・
息子はね・・・本当に優しくて・・・。
早くに旦那を亡くした私を、いつも
気遣ってくれて・・・私には勿体無い
息子なんだよ・・・
」
透明「いつも見ていたから分かるよ
七子さんの息子さんは、本当にお母さんを
大切にしている
・・・だから、お母さんを
一人にできない
側にいてあげたい
と
考えているんじゃないかな
」
七子「・・・そう・・・だよね・・・
」
透明「でも、七子さんはどうなのかな
」
七子「えっ
」
透明「七子さんが不安なこと、私は凄く分かる
でも、息子さんが七子さんを気遣うように、
七子さんも息子さんを気遣っている・・・。」
七子「・・・・。」
透明「七子さん
ここは自分の気持ちに正直で
良いんだよ
」
七子「えっ
」
透明「七子さんは、息子さんに心配をかけるのが
嫌なんだよね

その心配を失くすことができるなら、自分も
海外に行って、できるだけのお手伝いをしようと
考えてるよね
でも、自分に何ができるのか

下手をすれば、自分が息子さんに迷惑をかけて
しまうかもしれない
・・・そんな気持ちの狭間で
悩んでいるんでしょ
」
七子「・・・コクッ・・・
」
透明「それなら、悩まなくて良いんじゃない
」
七子「えっ
」
透明「七子さんは、息子さんに心配をかけたくない
息子さんは、お母さんが心配
なら、やることは一つだよ
七子さん
もう一度、立派な母親をしてあげなよ
女手一つで息子さんを育てた立派な母親として、
息子さんの背中を押してあげて
私から見ても、七子さんは、まだまだ長生きできるよ
この園に来てから、日に日に元気になっているし、
ここなら、七子さんも気兼ねなく生き生きと
生活できるでしょ
それなら、
「お母さんは大丈夫
だから、しっかりと仕事をして
立派になって帰っておいで
」と昔のように、
息子さんの背中を押してあげられるんじゃない
」
七子「ぐすっ
・・・そうだね
透明ちゃんの言う通りだね
私もすっかり年寄りの仲間入りだったよ
私もまだまだ母親でいて良いんだよね

・・・・透明ちゃん
決めたよ
私は、日本に残って、息子が気にせず仕事に集中できる
ように、健康で元気にいられるように頑張るよ
まったく
歳はとりたくないねぇ~
すっかり弱気になっちゃって

透明ちゃん、想い出させてくれてありがとうね
これから、息子に電話してくるよ
」
透明「くすっ
七子さんなら大丈夫
私も七子さんが元気でいられるように、協力するからね
」
七子「いつも、ありがとうね
」
そう言うと、七子さんは意気揚々と電話をしに部屋へ向かった・・・。
信頼し合える家族だからこそ、離れていてもお互いを
強く想うことができる
今回のことが、きっと二人にとって良い結果を招いてくれると
思えたからの判断だった・・・。
透明「さてと
次は誰かな~
」
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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コメント
いつもながら、透明先生の
すばらしい導き方に
ウルウルいたします。
透明先生にとっては、
神様も人間も「平等」、
わけへだてなく接して
いらっしゃるのが
伝わってまいります。
透明先生、ありがとうございます。
心が洗われます。
あれ、もしかして、相談という体をとりながら、結局、答えは自分である程度、形や方向付けは決定していて、その後押しをしてもらえるような答えをもらうと、行動に繋がりやすいのか?
じゃあ、相談という表現は、自分の悩み事に耳を傾けて欲しい側の方便にもなりうるか
反対な意見出されると、たまに反発する人もいるもんなあ、
それじゃ相談じゃないじゃん、的な(苦笑)
だけど、決めた答えでも自信ないのはわかる、やっぱり背中押してほしい。
それはいくつになっても…。
先生だからこその、ユーモアと優しい心強いお言葉、皆さんの安堵の様子、納得です。
判断の基準のもとは、経験なのか、それとも客観的想像力なのかしらん
ま、どっちも、ちがうやろな・・・ふっ( ̄一 ̄ )
(↑判断は経験より。泣)
透明先生 皆さま こんにちは🍀
あっと言う間に二人目のお悩み解消ですね。
尊敬です{ラブラブ}
どのようにしたらカウンセリング力が上がるんでしょう
友人に相談されてもあまり上手に答えられなくて
難しいです{汗}