紡ぐ言葉・・・。・6
私は、ランに近づき頭を撫でる・・・
透明「・・・・・・・。
(意識はある・・・でも、立ち上がるのも
辛そうだ・・・。)」
紀行「ねえ先生ランは治る」
透明「そうだね先生もできるかぎりのことは
してみるよ」
紀行「うん」
透明「(・・・・とは、言ったモノの・・・
正直、ここまでとは・・・・。)」
私は、少しでもランが元気になれるように、自分の気を
送り込んでみる・・・。
透明「(・・・・・入りが浅い・・・・・・・
やはり、受け取れる量も少ないか・・・
これは、確実に・・・。)」
茂樹・利乃「」
ランが突然、立ち上がる
紀行「先生~やったランが治った~」
茂樹「もう、何日も立ち上がれなかったのに」
利乃「せ、先生」
透明「・・・・・・・。」
私は、茂樹さんと利乃さんに向かって首を振る・・・
ランが立ち上がれたのは、一時的に私の気を少量でも
受け取れたからであって、根本解決ではない・・・。
それでも、少し栄養が取れれば
透明「利乃さんランの好きな餌とかありますか
それと、お水もください」
利乃「は、はい」
利乃さんは、ランの好きな餌と水を持ってくる
透明「ラン少しでも良いから、食べられるかな」
ラン「・・・・・・」
ランもその言葉に応え、少しだけ餌に口をつける・・・。
透明「(頑張れここで、少しでも食べ物から気を
受け取れれば・・・・。)」
紀行「が、頑張れラン」
茂樹「ラン」
利乃「ラン頑張って」
ランは、家族の言葉に応えるように、必死で餌を食べようと
している・・・しかし、やはり全てを取り入れることは
出来ないようで・・・。
紀行「ランお腹いっぱい」
透明「・・・・・・。」
茂樹「で、でも少しでも食べられたみたいだ」
利乃「そ、そうよねしばらく水しか飲んでいないし」
ランが、ゆっくりと私を見る・・・
ラン「(ありがとう・・・これで、少しだけ話せる・・・。)」
透明「(ラン・・・私を呼んだのは、君だね
もしかして・・・私と話すために、栄養を・・・・。)」
ラン「(・・・伝えたいことがあるんだ・・・・・。)」
ランの必死の言葉・・・。
私は、真剣に聞き耳を立てていた
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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コメント
おはようございます(^-^)/
透明先生、皆様。
ランちゃん、家族に何を伝えるのかな?
うちの亡くなった犬達も、言いたい事を
聞いてあげられたら良かったなぁ…
紀行くん6歳で、愛犬の死と向き合う事に
なるのか……。
ダメだ;^_^A
次回絶対にハンカチ必須だ!
いや、ハンドタオル準備しておきます~!
まだ幼い紀行君を透明先生の元に
行かせてまで、
ランが伝えたかったこと、
どんな言葉なんだろう。
透明先生 みなさま こんにちは♪
スミマセン・・・もう既に泣いてます{ごめんなさい}
どんだけ涙もろいんだー自分っ!と思いつつ、
ランが最後に伝えたかった事が気になっています。
次回、要タオルでお待ちしています{汗}
透明先生{ラブ} こんにちは {ラブラブ}
すご~い{超びっくり}ラン君が先生を呼んだんだ {わお}
人も動物も想いって 一緒なんですね {キラピンク}{キラブルー}
そこまでして伝えたい言葉は何だろ{はてな}
ラン君、先生に伝えるまで あとチョット…{グズン}
がんばれ~~{いぬ}{ハート}
ランはよっぽど伝えたい想いがあったんですね・・・
読んでて太郎(飼ってたペット)が逝った時のこと思い出してしまいました。
ランしっかり想いを伝えてね!