全開
ダメ~~~ンズ
・16
透明「よしっとこれで、格子は閉まったから
安心していいよ」
和重「ありがとうございます
何だか安心しました」
透明「その反応は正しい反応だね」
和重「」
透明「格子が開いているということは、
本能的にもむき身の状態だから、不安定な気持ちに
なりやすいし、実際に危険にさらされている状態だから、
緊張状態が常に続いてしまうからね」
和重「なるほどこの安心感は、本能から来ているんですね
あっそういえば、さっきの話で聞きたかったことが
あるのですが・・・。」
透明「この際だから、何でも聞いて」
和重「六感が開いているというのは、格子が開いていると
いうことなんですよね」
透明「そうだね、霊障のように大きく開いているワケでは
ないけど、五感を司る部分の格子を開いている
という意味では、変わりはないかな」
和重「それって、先生は常に格子が開いた状態で生きていると
いうことなんですか」
透明「くすっ和重くんは、私を心配してくれているんだね
」
和重「だ、だって、もし霊障と同じなら、先生の寿命が・・・」
透明「心配してくれてありがとうでもそこは心配しなくても
大丈夫だよ
確かに、幼い時は六感を制御できなくて、かなり危険な目に
あったけど、ちゃんと修行をすることで、格子の制御は
行えるから、自分の寿命を削らないように心掛けては
いるから安心して
ただ、俗に言う、霊能力者が早く亡くなるというのは、
この格子が大きく関わっているんだ
だから、格子が開いて能力が開花してしまった人には、
必ず修行をし、格子の開け閉めを自分でできるように
なるよう、私も呼びかけているんだよ」
和重「安心したそうですよね
いらぬ心配でした」
透明「いやいや本当にうれしかったよ
能力というのは、使い過ぎれば寿命を削るもの
こういった知識を知らないで、能力を使ったり
使わせたりすることは、大変危険なことなんだ
そういう意味でも、格子の開け閉めがちゃんと自分で
できるようになるか格子を閉める方法が別で無いと
使わない方がよい力なんだと思うよ」
和重「先生今日は本当にありがとうございました
色々なことが学べました
僕はここから、仕切り直して頑張ってみます」
透明「うん応援しているからね
それと、もし就職する場所に悩んだりするようなら、
その会社の資料を持っておいで
先生もその会社が和重くんに合うかどうか
視てあげるから」
和重「はいありがとうございます
」
最初に来た時の、ダメンズ振りとは打って変わって、
いつもの和重くんが戻ってきた
和重くんは、気持ちも新たに意気揚々と帰って行った
ちなみに、皆さんも気になると思うので、和重くんの後日談ですが、
この後、和重くんは幾つか就職先で悩みながらも、
自分に合った仕事を見つけることができ、親孝行しています
よかった、よかったっと
そういえば、もう一人のダメンズを何とかしなければ
いけないんだった・・・やれやれ・・・
次回、おまけ鑑定です
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
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コメント
皆様 こんにちは!
透明先生いつもブログ楽しみに拝見しております。
今回の鑑定も、とても興味深いお話でした。
もしかして、自分に何か憑いていたらとドキっとしました。もし、憑いているのに格子をギュと閉めてしまったら憑いた方は出られなくなってしまうのかしら?
よかった、よかった(*⌒▽⌒*)
ふと今回シリーズ読み遡り。
1回目がもう一ヶ月前なんですね、経過早いなあ
(年や……)
そう、シリーズが始まった当初、先生が伊那士さん豹変ぶりにたじろいでた場面、
今、こうして元に戻っている伊那士さんの穏やかそうな話しぶりとのギャップに
当時の先生の
「え?!どうしちゃったの??」って実感、改めてよくわかります~~(^_^;
先生は天舞先生の四コマ漫画で、確か修行フェチでしたっけ、
でも、それにはとても切実な理由があったんですね…
観似手といい、格子開くゆえの六感…
以前の「禍津世勿」の話もあわせて
生命力と引き換えというか、
あの世と近くなってしまう能力というのが
とても切ないです
以前、私の鼻が変だったのも、その時だけ「背中ガラ空きだぜ」状態だったかもしれないなあ。
さすがに憑依は無かったと思うのですが、守護霊さまやご先祖様がすごく守ってくださったんですね
見えない世界の仕組みを知るたびに、
いろんなことにつながっていることに気付かされます