今は昔の物語
・4
透明「う~~~~ん
よく寝た~~~~
さぁ~て、準備準備」
身体をほぐし、朝食を食べ終わり
迎えが来るのを待つ
「ピンポーン」
透明「おっきたきた
」
扉を開けると、そこには背広を着た
男性が一人・・・。
尼野辺「お迎えにあがりました」
透明「尼野辺(にのべ)さんすみませんね
」
この尼野辺さんは、いずなばあさんのお付きの人
結構な力のある人だとは思うのだけど、
仕事をしているのは、見たことがない・・・
私は、玄関を出て、車まで歩く
「おい
」
透明「」
咄嗟に投げられたモノを左手でキャッチする
透明「昴」
昴「話聞いた止めても無駄だから、
そいつ持っていけ」
透明「コレって」
昴「まあ・・・御守だ
もし、俺が弥勒庵に行くことがあったら、
その時用にと、作っておいたものだから、
効果はあると思うぞ」
透明「くすっありがとう
」
昴「透明待ってるからな
」
透明「おう任せておけ
」
そう言って車に乗り込む・・・
尼野辺「お別れは済みましたか」
透明「尼野辺さんその言い方はやめようよ
」
尼野辺「し、失礼しました」
こうして車は一路、ある港へ・・・
そこからは、チャーターした船で孤島を目指す
透明「はぁ~風が気持ちいい~
」
船員「もうすぐ見えてきますよ~」
透明「・・・あれですか~」
船員「そうそうでも、お兄さん
あの島で、何をするんですか~
あそこには、店もなければ、人もいませんよ
その上、あまりいい噂聞きませんし~」
透明「ちょっと、野暮用で~す」
船員「まあ、詳しくは聞きませんが~
何かあれば、島の無線機で連絡してくださ~い~」
透明「ありがとうございます」
そうか・・・携帯もつながらないんだ・・・
船員さんとそんな話をしながら、船に揺られること
3時間半・・・・さすがに酔ってきた・・・
尼野辺「透明様・・・もうすぐ着きます
島は、断崖が多いため、船を迂回させて
反対側の海岸で船をとめ、そこから泳いで
島に入っていただくことになります」
透明「うう・・・・はぇ~
・・・・。」
完全に船酔い・・・
でも、島に近づくにつれ、肌がピリピリと
ヒリつく感覚・・・今まで体験したどこよりも
危険な空気が伝わってくる・・・。
早朝6時から出発して、午後1時半・・・。
7時間半の長旅に船酔いつきで、海で泳ぎ、
やっとのことで島に上陸・・・
透明「ひぇ~着いた~
」
尼野辺「大丈夫ですか」
透明「さすが尼野辺さん
私なんかよりも、慣れてますね」
尼野辺「いえいえ実は結構キツいです
ただ、私はこの島に、何人もの方を
お連れしてきましたので、少々備えが
できているだけなのです」
透明「しかし・・・この島・・・」
尼野辺「感じますか」
透明「ええビンビンに
」
島に入って直ぐに感じたこの感覚は、まさに
透明「喰われたって感覚ってこういう感じ
なんでしょうね」
次回、弥勒庵まで進みます・・・・。
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で~す
是非役立ててくださいね
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コメント
昴さんのお守り効果と、
透明先生のこれまでの鍛練が
この島でこれから
炸裂するのでしょうね。
ドキドキ💓
兄弟みんなが恐れる任務・・・{げっ}
そして、とんでもない島っぽいですが、
どうかご無事でありますように!
こんにちは、皆々様、先生m(_ _)m
何人か送った………
その方々は戻ってこられたのでしょうか💦
どうしよう、脳内では、角川映画版 横溝正史先生の金田一探偵小説の世界にトリップしそう
人もいない海の孤島に、何か封じ込められてるのか?
人がいないからこそ、何やら妖しい存在が常態してるのかな?
弥勒庵……いずな様が管理してる。でも、昴さんまで、自分が行くときの用意を考えていたのなら、今回、先生が行おうとされているのは、何らかの決着、解決目指す為なのかしら💦💦
次回を楽しみ……というより、不安と、ハラハラです(つд`)
透明先生{ラブ} こんばんは~{月}
孤島の弥勒庵 {危険} 場所も スゴイんですね {げっ}
日本に そんな場所があるんだー{レース黒下} と思いながらも、
泳ぐ時 荷物とか どうしたんだろ{はてな}って思っちゃいました{汗}
何が どう始まるのか … 緊張するー{雷}
透明先生 みなさま こんにちは♪
今回も命がけの大変なお仕事をされて
いらしたのですね…(泣)
お師匠様が残されたお仕事…昴さんも「いつかは」と
備えていらっしゃったご様子でしたが、たぶん
そのお仕事を遂行できる方は先生を措いて他に
いらっしゃらないのでしょうね{ごめんなさい}。。
いつも命がけで全力疾走の先生を拝見していると
ファンとしては常に心配で仕方が無いのですが
同時に先生の生き様に勇気を頂き発奮させられます。
本当にいつもありがとうございます{スマイル}m(_ _)m
和樹さんのコメを読ませて頂いて「獄門島」が
真っ先に浮かびました{どくろ} 尼野辺さん、その島に
連れてきた人は漏れなく連れ帰れたのでしょうか?{げっ}
船が接岸できないような断崖絶壁の孤島…
サングエさんのコメのようにどのような格好で
島まで泳がれたのかなぁ?と思ってしまいました。
忍者のように荷物を頭に括りつけて?じゃないですよね{汗}
荷物用の浮きを使われたのでしょうし、夏だとしても
ウェットスーツを着なければ寒いですよね…。
それにしても近づくだけで「喰われる」感覚の島って{ショック}
これから、この孤島でどんなことが待ち構えているので
しょうか?こちらまで緊張してきます。
今、この記事を書いていらっしゃるのでご無事だとは
分かっていますが、ドキドキが止まりません{ドキドキ}
続きをハラハラしながら待っています!
喰われるって言い方に何か引っかかるけど、魑魅魍魎がわんさかいるのかな?
お師匠さんの時代からどういった内容なのかが気になる
>初花さん
今回シリーズは
出だし昔話風から、なんだか近代化とは切り離された妖しい(しかも、普段はアンタッチャブル的な)孤島に透明先生が、明るい決心(?)を持って単身乗り込まれる様は、
舞台はおどろおどろしいイメージながらも、飄々としている石坂浩二さん版金田一
(*´∀`//)❤
そして…比喩が……
ごまかせない年齢……(苦笑)orz
コメント欄にて私信失礼しましたm(_ _)mm(_ _)m
>和樹さん こんにちは♪
ワタシの脳裏に浮かんだのは古谷一行さんの
シリーズの方でした…(汗)あぅぅ…年齢が
誤魔化せないぃ{ショック}…orz
昔の、あの手のドラマの雰囲気って全体的に
アンニュイというか画質が荒くて暗い感じで
それがストーリーの恐ろしさを増幅させる
エッセンスだったなぁと思います。
今の高画質時代では、あの空気感は出ません
ものねぇ{涙}
まさに今は昔の物語…ですね。(って無理やり
タイトルをかませてみました{汗})
先生、みなさま、私信失礼いたしましたm(_ _)m
確かに怪しい島ですし、怪奇!〇〇島!!みたいなオドロオドロしい昭和なタイトルの映画を観ているような雰囲気ですねぇ…((((;゚Д゚))))