
フェイク
・9
冴木「それは・・・お金が欲しくて・・・。」
まあ、そりゃそうなんだろうけど
透明「ブログ人気を利用してお金を
得ようと思ったってこと
」
冴木「はい・・・
」
透明「・・・それで、気持ちはどうなの
」
冴木「えっ
」
透明「お金を儲けて、名前を騙って
それで気持ちは良いの
」
冴木「あっ・・・い、いえ・・・
」
透明「私は、別に透明の名前を騙られた
ことにはあまり興味は無いんだ
どちらかと言うと、お客さんの
人生を左右する仕事をしながら
そのお客さんをちゃんと導けて
いるのかどうかが気になっていた
んだよ
」
冴木「・・・・・。」
透明「だからこそ、一度君の鑑定を受けて
判断しようと思っていたんだ
・・・正直に言うと、あれでは
根本的な解決になっていない
お客さんは、透明先生という先生の
力を信じて人生の指針を求めて
来ているんだよ
その重みと願いは、君にも届いて
いるはずだよね
」
冴木「うっ
・・・は、はい・・・
」
透明「それがわかっていて何でそこまで
したの
」
冴木「そ、それは・・・。」
透明「・・・・・・。」
はぁ~
ラチがあかない
・・・でも、
さっきからどうしても腑に落ちない
んだよな~

・・・う~
・・・仕方がない

木人図にアクセス
冴木先生という人間をしっかり見極めねば
透明「・・・・・。」
冴木「・・・・・。」
透明「・・・なるほどね
」
冴木「
」
透明「冴木先生
名を騙るのは初めてじゃ
ないでしょう
」
冴木「えっ
」
透明「前にも同じようなことしてたでしょ
」
冴木「は、はい・・・
」
透明「ちゃんと話してごらん
理由があるんでしょ
冴木「・・・・・私の家は、母子家庭で
小さいときから、お金の苦労をして
来ました・・・
今は、兄弟共に働いて母親の生活を
支えているのですが、情けないことに
母のことは、ほとんど兄が見てくれています。
でも、その兄も数年前に会社が倒産
してしまい、今は、日雇いの仕事で
何とか生活を支えてくれています・・・
私が占い師になったのは、テレビで
凄く占い師さんがもてはやされていて、
これなら、直ぐにでもお金になる
商売なんじゃないか
と働きながら
占いを学びました・・・。
学校を卒業して、はれて占い師として
デビューしたのですが・・・。
実際に占い師の仕事は、お金が儲かる
ことはなく、下手をすればバイトを
した方が稼げるような状態で

それでも、テレビに出ているような
占い師さんは、豪邸に住んでいたり
裕福な暮らしをしていて・・・
」
透明「そんなとき、自分も有名になろうと
ブログをはじめた
」
冴木「は、はい
・・・それでも、私のブログ
には、アクセスしてくれる人も
いなくて、人気のある占い師さんを
手本にしようと・・・。」
透明「でも・・・そこで思い付いた
ブログで素性を明かしていない
人気ブロガーのフリをすれば
お客さんが来てくれるんじゃないか
ってね
」
冴木「
・・・はい
・・・・。
最初は、別の先生になりすまして
みたのですが、驚くほどお客さんが
来てくれるようになって・・・。
でも、その先生がブログを辞めて
しまった為に、徐々にお客さんも
いなくなってしまって
」
透明「そこで、私の登場というわけね・・・。」
冴木「はい・・・
」
やれやれ
理由はどうあれ
やってはいけないことではあるからな~

さて、どうしたものか
続く・・・。
1人でも多くの方々を支えてあげてください
皆様のご協力をお願い致します
おすすめのお店で~す
是非役立ててくださいね
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コメント
ゆ・ゆるせん…そういう状況の占い師さんなら誰でもよかったんか~い{火}
このブログで透明先生にみて欲しいっていう人がた~くさんいるのに、その思いを踏みにじってたのも同然ですよ{怒}
次の展開、楽しみにしております{YES}。
台風一過あたりから、ずいぶん秋らしくなってきましたね。
先生、(身体もこころも)お風邪にご注意くださいませ。
なるほど~。
冴木先生が透明先生に負けず劣らずの鑑定ができていれば、お客さんも多少救われますけど…。
でも透明先生のブログを読んでたら、ショッピングモールで鑑定しないって思うんですけど…?
占ってもらう側も自分で少しは調べたりしないんでしょうか?
切羽詰まってたのかもしれませんが、安易に占いに頼っても自分で行動を起こさないと始まりませんし…。
でも透明先生の鑑定、受けたいです!(笑)
う~ん、かなりご苦労されているのと、親孝行が・・・
でもそれだけの断罪も大きいはず…。
人を導くというのは、本当に難しいですね<(_ _)>