奇々怪々
・8
霊圧が一気に跳ね上がる
透明「ま、まずい」
母猫の怨霊としての姿が変わってゆく・・・。
透明「くっ他の動物達の念や魂を
取り込んでる」
母猫の姿は、大きくなり小さくなりを繰り返し、
周りの霊的エネルギーを取り込んでいるようだった
透明「早く、何とかしなくちゃ・・・でも・・・。」
未だ迷う透明・・・
しかし、次の瞬間
大きくなった母猫の身体は収縮し、1匹の大柄な猫
の姿に戻っていた
透明「・・・
」
それは、先ほどまでの母猫の姿とは似ても似つかない
エネルギーの固まり
目は吊り上がり、口は耳まで裂け、長い尾は二股に
分かれていた
透明「ね、猫叉初めて視た・・・
」
昔話に出てくる妖怪・猫叉
九尾の狐などの日本を代表する妖怪がここにいる
しかし、昔お寺で読んだ古文書では、
猫叉は100歳を超えた猫が変化(へんげ)したモノと
書かれていたが・・・。
実体が無いこの状態での変化ということは
妖怪ではなく物の怪ということになるのか
透明「」
突然ビュッと風が起こる
「パカッ」
透明「・・・血
」
とやかく考えている場合じゃないなこりゃ
しかし、驚いた
何をされたのかわからなかったが、
確かに今何かがカスリ、首の皮一枚が切られている
透明「・・・・くすっ」
私は、目の前に存在する初めて視るモノに恐怖
どころか、好奇心が抑えられないでいた
少し頭のネジが外れているのか
たまに自分がわからなくなるが、こういう希な
モノを認識してしまうと、とにかく知りたくなる
悪い癖だ
私は、取り敢えず猫叉との間合いを計る・・・。
透明「(風が届いたのってここら辺までだったよな)」
母猫「二”ャーーーーーーーッ」
透明「・・・・・・。」
母猫「シャッ」
透明「」
また、強い風が起こる
「パカッブシュッ
」
透明「ッ」
今度は頬
明らかに、首をねらっている・・・。
透明「・・・やばいなこりゃ・・・」
続く・・・。
おすすめのお店で~す
是非役立ててくださいね
ポチしてくれると励みになります
コメント
先生~{ラブラブ}
私も不謹慎にも、「猫又~いいなぁ{ドキドキ}私もみてみたい」
と思ってしまいました。母猫ちゃんの無念を思えば、なんて事を!
私のばかばか{BOO}ごめんなさい。{ごめんなさい}
猫は100年で猫又なんですね。
私の知る、某ゲゲゲ先生の漫画によると、20年でしっぽが割れて猫又ってなってたので、うちのお猫様達が二十歳を迎えたら、しっぽ割れるんかな?と思ってましたf^_^;
でも、今回読んでいて、先生の仰るように猫は本当に情に厚い生き物だとするなら、裏を返せば、情の厚さ故に、100年を待たずして、己の姿も変えてしうほど、思いのベクトル{火}{アップ}を大きくするのではないかと思いました。
なんか、平安時代に、嫉妬で鬼(物の怪?)になってしまった女性を思い出しました。
なんか、的外れな事言ってたらすみません{ごめんなさい}
うちにも、非常に情に厚い、4匹のお猫様がいるので、今回の事、真剣に読ませていただきます。{ねこ}
(あっ、毎回真剣に読んで勉強させていただいてますけども{汗})
透明先生 おはようございます
すごい 猫パワーですね。
まさに 化け猫
原因を作ったのが人間だけに
可愛そうですねぇ。{ショック}
私の未知の世界で
注目です。
去年だったか 庭にモグラが来て
アリの巣を食いつぶしていったようです。
庭で死んでいた猫の仕返しか・・・
ひゃ~っ
壮絶な戦いの幕開け…?
(T_T)
去年の赤い塊の黄泉玉も、イヤーン{CARR_EMO_539}な描写だった記憶まだ鮮明です~
先生の「危険にあえてお近づき」パターンは、読者の精神衛生上、なかなか体力いります…
でも、また見にきます(笑)
猫好きには、ちと悲しい話でもあります。{グズン}
母猫ちゃんが、穏やかになって、天国にいけますように。
しかし、ひどい人もいるものですよね。{プンスカ}
鑑定52檀家さん の ネズっちです{ねずみ}
の時のように、加害者にも、なんかしらあるのかなぁ。
…というか、何もなく、普通だったら、それはそれで納得いかないです。{ショック}
きゃーっ透明先生、血だらけになっちゃうじゃないですか(涙)
先生なら負けるわけ無いと思いますが、大事なお身体に傷がついていくのは心配でたまりません。
ドキドキしながら明日を待ちます(汗)
100歳生きれる猫が居ることに驚愕しました!
うちの猫も100歳まで生きれるように頑張って世話していこうと思いました。
猫又登場とか透明先生の周囲は浮世離れしてて不謹慎ながらオカルト好きにはたまらないです(`д`;)
わわ。すごいことになってきました…猫又といえば、私の姉がしっぽが二本ある猫を見た。の話を思い出しました。霊的なものは全く寄り付けないようなパワー強い姉なのですが、見まちがい?とよく見たけどやっぱり二本だったそうです。わりと身近にいるのかも?