彊呪巡りて呪濁せん神意双児の星呼なり・3
透明「修禅(しゅうぜん)さん」
私の後ろに立っていたのは、子供の頃
お世話をしてくれた和尚さんである
修禅さんだった
修禅「えらい遠いところまで、お疲れでしたな~」
透明「いえいえ ところで、星呼は」
修禅「星呼はここではないんじゃよ」
透明「」
修禅「ここは、元神託の祭事を行っていたところでな
どうも、ここが原因のひとつらしいんじゃよ」
透明「なるほど ここは星呼と関わりのある祭壇ってことですね」
修禅「そのようじゃな 星呼のところに行く前に
調べてもらえると助かるのじゃが・・・。」
透明「承知しました 少し時間をください」
私は、今にも壊れそうな祭壇を細かく調べることにした
透明「・・・・・・・。
う~ん、特には・・・・・んっ」
祭壇の下に何かある・・・。
透明「・・・こ、これって 法陣」
祭壇の下にある円形状の図形は、間違いなく法陣だった
でも、これって何だかおかしい・・・。
本来の法陣には、図形式に言霊を配し特定の場所に
連結しなければいけないはず・・・。
これはどう見ても、場所の指定がない
それどころか、このままだと鬼でも呼びかねん
私は、持ってきた法具を使いその法陣を書き直す
透明「・・・これでよしっと 修禅さん
ちょっと良いですか」
修禅「」
透明「この祭事場の管理者は」
修禅「それがの~ ここの管理をしていたのが
今回の星呼の父親でな
昨年他界されてしまったんじゃよ」
透明「大元の本家は」
修禅「う~ん・・・それがの~
管理者がいなくなり、しばらくして
ここの御神体やら祭事道具が消えて
しまったらしくてな~
大元の本家も御神体が消えたことで、
ここは手つかずになってしまっての~。」
透明「そ、それって」
修禅「う~ん・・・罰当たりなことじゃが、
誰かが持っていってしまったようなんじゃよ」
透明「なんてことを・・・
そっかそれで法陣がおかしなことに
法陣に使われていた神具まで持っていくなんて」
修禅「・・・何かわかったのかな」
透明「取り敢ず、ここでの処置は終わりましたので
星呼のところへ案内願えますか
確かに始まりはここかもしれませんが、
ここを正してもちょっと遅かったかもしれません
少し、大事になる可能性も・・・。」
修禅「わ、わかりました とにかく急いで
星呼のもとに参りましょう」
私達は、修禅さんの車で星呼が待つ場所へ
急ぎ向かった
次回、星呼と呼ばれるものの存在が
明らかになります
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります
コメント
今晩は^^
謎が多いですね(汗
ですが…御神体を持ってしまうって…!!
んーーよっどの事があったのかなかったのか…
星呼 気になります…
暖かなGWですね
先生は休日返上なのかしら…
少しでも素敵なお休みがありますように…
先生!!大好きです{ハート}
てんちゃん
これは…
なんだか…
大変なことに…
やっぱり…大事な物 盗まれた方も盗んだ方も大変だ!!
わぉ!次回うPどうなっちゃいますか?
鬼゛
見てみたい{CARR_EMO_333}
獄界に行けば会えるのかな…
御神体{CARR_EMO_114}仏像の事かな
場所によっては、お顔が拝見出来ない様になってるなも意味があるんでしょうね{CARR_EMO_96}
無理な体勢で覗き込む事を試みるけど{CARR_EMO_333}
星呼の存在 気になります!!