エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)
・20
透明「怜~~~~」
怜が 怜がやられた
誰もがそう思った瞬間
「ブフォ~~~~~~ッ」
闇の中心から突然の突風が起こり
闇が一瞬にして砕け散った
何が起こったのかわからず、その場に
へたり込んでいた私達の目の前に、
片手に少女を抱え、もう一方の
腕で拳を突き出している姿の男性が浮かび上がる・・・・。
透明・昴・陣・円・瑠璃・美莉・流奈
「先生」
中学生の我々には、とっても痺れる
格好の良い登場であった
師匠は、怜をこちらに運び私達の顔を見る
師匠「うんうん よく頑張ったな
」
all「せんせい」
「ポカポカポカポカポカポカポカポカ」
透明「いたっ」
昴「いてっ」
円「ふぎゃっ」
瑠璃「あたっ」
美莉「きゃん」
流奈「あいっ」
陣「ふげっ」
怜「・・・・」
師匠「こら~っ テリトリーから出たな~
」
all「ええ~~~~っ そこですか~~~~っ
」
師匠らしい言葉だった・・・。
今までの死闘が無かったかのように
いつもの師匠の軽快な言葉が安心感をさそう
私達は、師匠に連れられその場を後にした・・・
今日は皆クタクタだったが、どうしても
師匠に話を聞いてもらいたくて、聞きたくて、
皆、ウズウズしていた
20分位歩いただろうか
皆のテリトリーとは逆の方向に森が開けた場所があった
月明かりが眩しく感じるその場所は、
私達のテリトリーと違い、不思議な雰囲気が
漂っていた・・・。
透明「先生、ここって」
師匠「おっ 気がついたか
ここは、聖域と闇の境界線
まあ、強いて言えば無法地帯って
ところかな」
陣「無法地帯」
師匠「そう ここの土地の気を探ってごらん
」
美莉「・・・・・」
昴「」
瑠璃「えっ」
流奈「こ、ここって・・・気が出てない」
師匠「その通りもともとここは、どんなモノでも
入ってこれる無法地帯ってこと」
円「・・・あっ
じゃ、じゃあ
闇の住人も入れるってこと」
師匠「うん何色にも染まっていない場所は
言い換えればどんな色にも染まる
私は、ここから皆の状態を探りながら
状況を把握してたんだけどね」
透明「そ、それって、凄く危険ってことでも
あるんじゃないですか」
師匠「う~ん・・・そうとも言うかな~」
私達は、ある意味自然発生した安全な結界の中に
いたことに、今になって気づく・・・。
怜「・・・う~~~っ」
師匠「おっ 怜が起きた
おはよ~う」
怜「・・・・・・どうなってるの
」
師匠「ま、まあ 人生色々だ
」
いやいや先生 そんな答えは・・・。
多分、説明が面倒だと思ったんだろうな~
師匠「さてとにかく、今日はここで一夜を過ごすぞ
まあ、みんな座れ座れ
」
相変わらずの師匠節に心地よさを感じながら
皆、その場に座る・・・。
師匠「っでどうだった
」
私達が聞くよりも先に、師匠から問いかけられる
多分、私達が聞きたい事を察知してのことだろう・・・。
円「・・・先生・・・さっきのアレ
なに
」
円の単刀直入な問いかけに師匠が答える・・・。
師匠「んっ ああ
さっきのが、闇の住人だよ
」
all「」
話は大詰めに向かってゆく・・・。
続く・・・。
おすすめのお店で~す
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コメント
透明先生。コメントなしでご無沙汰いたしております{涙}
もう、今回の記事・・・言葉にするなら「うひょーーーー{ショック}」「うぎゃーーー{げっ}」「うひゃーーーー{ショック}{汗}」しか出てこないものですから。
とにかく先の展開が楽しみ・・・というか師匠の登場で、幼き頃の兄弟弟子様同様、安堵いたしました{ため息}
いやいやいや~~~ヽ(≧▽≦)/
お師匠さんの現れ方{CARR_EMO_13}
大人でもシビレますって―――{CARR_EMO_519}{CARR_EMO_323}
先生おはようございます
{キラリ}おぉ~、師匠の登場・・カッコよすぎです{キラリ}
それと怜さんも無事でよかったです{グズン}
無法地帯?・・そんな不思議な場所があるのですね
色んな事がドンドンあかされていくようで・・
次回も楽しみにです{うさぎ}
中学生にとって、リアル少年ジ○ンプ系っていうのは相当格好いいですよね!笑
師匠が登場してホッとしました。
闇の住人って一体なんなんでしょうね?フシギです!
ドキドキドキドキ…{キラリ}
たぶん、その場にいたら、あたしだったら師匠好きになっちゃいますね~笑