見えざる心・18

見えざる心18

伊崎さんの側にそっと寄りそう

泰之くんがいる・・・。

彼もまた、母親の優しさや小さい頃の

楽しかった想い出を想いかえして

いるのかもしれない・・・。

私はそっと、言葉を紡いでゆく

透明「泰之くん、お母さんは泰之くんの

   理解者になろうとしてくれてる

   最初は難しいかもしれないけど

   きっとお母さんなら出来ると

   私は思う

   次は泰之くんの番だよ

泰之「は、はい

透明「うつ病の話は、大体理解出来て

   来たと思うけど、ここからの話は

   この病気とどう向き合うのか

   どうやって治してゆくのか

   そこの点について話して行きたいと

   想うんだ

   でも、その前にひとつ大切な

   話をしなくちゃならない

泰之「な、何でしょう

透明「まあ、これはうつ病を患っている

   人にとっては希望になる話だから

   あまり構えないで聞いてくれれば

   良いよ

泰之「は、はぁ

透明「泰之くんにとって、うつ病って何

泰之「えっ・・・うつ病って・・・

   苦しいし痛いし・・・嫌なもの

透明「今はそうだよね

   でも、その苦しみや痛みを今は

   少し置いといて、うつ病になってから

   自分が変化したことないかな

泰之「変化したこと・・・

   でも、これは違うのかな~

透明「いいよ何でも言って

泰之「う~ん・・・ハッキリとは言えないけど

   何となく、人の考えてることがわかる

   というか・・・感じるというか・・・。」

透明「うんそれはね、強感知能力って

   言うんだよ

泰之「キョウカンチ

透明「そう強感知能力つまり人の考えが

   手に取るようにわかる能力

   例えば、今日お母さんが何かを隠して

   いたことは、何となくでも理解出来て

   いたよね

泰之「・・・隠し事してるときは

   いつも何となくわかるから

透明「そうだねでも、今日は自分に関わる

   ことで、隠し事をしているということが

   わかっていたんじゃない

泰之「あれっそういえば・・・。」

透明「うつ病という病気は本当に不思議な

   病で、症状を取っ払って考えると

   とてつもない能力に目覚めている

   ことに気がつく

   さっき言っていた天候や気圧の変化

   で体調が崩れる理由はこの感知能力が

   異常に高まっているからなんだよ

泰之「・・・そ、そうなんだ・・・。」

透明「私も、この病気になってから驚くこと

   ばかりなんだ

   この前なんて、テレビの通販番組で

   北海道の蟹を売ってたんだけど、

   その時の映像が、生きた蟹を釜ゆでに

   している映像だったんだ

   そのとき、何故か蟹の気持ちが流れ

   込んできて、凄く苦しくなったことが

   あったんだよ

   ちょっと、普通じゃ考えられないこと

   だけど、そんなことはしょっちゅう

   起こっているんだ

泰之「そ、それ、もの凄くわかる

   俺も、この前蟻が他の虫を運んでる

   のをテレビで見たとき、凄く苦しく

   なって、何とも言えない気持ちに

   なったの覚えてる

透明「この強感知能力は、ある意味人の

   もっとも大切な本能の部分にある

   能力と言われていて、昔の人は

   この能力を自然と使って生活していた

   ものなんだ

   昔は、天候とかも自分の感覚で

   予想出来ていたって言うしね

泰之「す、凄い・・・でも、そのことについて、

   冷静に考えることなかったかも・・・

透明「私はね、こう考えるんだ

   この病気は、昔誰もが持っていた

   能力を、もう一度目覚めさせて

   くれているものなんじゃないのかな

   って

泰之「でも、どうして

透明「これは、私の知っている方が言っていた

   ことなんだけど(神様なんだけどね)

   この時代は、ひとつの区切りを迎えて

   いるって

   人間は、環境や社会、もちろん精神性の

   あり方により進化を遂げてきた生き物

   なんだけど、今がその進化の時期

   入っているらしいんだ

   環境や社会、人の精神性が大きく変わって

   この世界のあり方が変わってきている・・・。

   だからこそ、人間は過去に持っていた

   能力をもう一度引き出し、能力を進化させる

   準備に入っているのかもしれない

   よくちまたで、この世界が変化して

   ステージアップするようなことを言っている

   人達がいるのだけど、それは、少し違う

   のだと私は想っている・・・。

   世界が変わったとしても、人は変わらないもの

   人が変わってはじめて世界は変わるんだと

   私は想ってる

   うつ病と言う病気は、精神感知領域(五次元)的

   思考を共有するスキルを身につける前段階に

   他ならないものなんじゃないのかな

泰之「・・・む、難しい・・・

   要するに、俺達は進化の過程でこうなってる

   ってことなのかな

透明「その通りこの能力は、強さ弱さはあるけど

   病気が治っても引き続き持ち続けることの

   出来る能力なんだ

   人の心を的確に感じることが出来るという

   ことは、その実、その心の嫌な部分を

   感じてしまうことでもある

   だからこそ、うつ病の人は人と触れることを

   避けてしまい、引きこもり、自分だけの

   パーソナルスペースを持とうと考える

   でもね、人の嫌な部分、ネガティブな部分は

   自分にもあるものなんだだからこそ

   その気持ちがどこから来て、どういう

   感情変化を起したからそうなったのか

   君にならわかるはずだよ

   この能力を使いこなすこと

   これがうつ病と向き合い、治す為に必要な

   ひとつの課題だということは覚えておいて

   欲しいんだ

   君はあくまでも、進化の先駆者である

   自覚を持っておくと良いと想うよ

泰之「・・・進化か・・・

   何だか面白い考え方だね

   それを言っていた先生の知り合いも

   面白い人だけど、それをちゃんと

   理解している先生も面白いね

   何だか、そう考えると少し

   希望がもてるかも

透明「この能力を自在に使いこなし

   病気の症状を治して行ければ

   この能力は必ず後で役に立つ

   ある意味、素晴らしい力の代償と

   して、この病気があるのかも

   しれないよね

泰之「あははっ本当は、こんな能力より

   症状がなくなってくれたほうが

   いいけど、折角苦しんでるなら

   何かしら得られたほうが良いのかも

透明「うんその通り

   苦しんだ分の対価としては今は

   割に合わないように感じるかも

   しれないけど、苦しみから抜けた

   後に、この能力の凄さは開花して

   行くものだから、楽しみにして

   おくと良いと想うよ

泰之「うん

この病気の意味・・・。

私の見解が全てではないが、

この病気と長年付き合ってみて

本当に人間の能力の高さに驚かされっぱなし

なのも事実です

苦しみの後には必ず得るモノがある

このことだけは今尚苦しんでいる

人達に希望として伝えて行きたいと

私は想っています

           続く・・・。

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コメント

  1. カッツェ より:

    透明先生{ラブラブ}
    いつもありがとうございます。
    すごく希望が持てました。{ごめんなさい}
    そして多いにうなずけることでした。{YES}
    私も、たぶん鬱病の症状を自覚するようになったあたりから、以前とは比べ物にならないほど、周りの思惑が分かるようになり、その生々しさに、どんどん人と距離を置いていったような気がします。{げっ}
    「あり得ないネガティブ妄想を抱くようになってしまったのだろうか?」とか、以前より人が怖くなったので、嫌だ嫌だと思っていましたが、その裏で、本当に心のそこから「ありがとう」を言われたとき、やっぱり以前よりも、もっと感動している自分もいました。{キラピンク}
    以前より人の気持ちがわかるようになったというのが、年の功で気がつくようになったのかな?と自分の気持ちの落としどころを「年」のせいにしてみたりしました(笑)
    先日、お医者さんに鬱病の相談に行った結果ですが、私は自分でも思いのほか「東北関東大震災」にショックを受けていて、その事が引き金になって、軽度の鬱病の症状がでているとドクターに言われました。
    私は、これを聞いたとき、自分のひ弱さにがっかりしました。
    だって、本当に被災されている方々は私の何倍も精神的に辛い思いをされているのに遠くで安穏と暮らしている私が病気になるなんて、なんて軟弱なんだと思いました。
    でも、先生のこの記事を読んで思いました。
    「東北関東大震災」は私に少し進化するきっかけ{キラ}をくれたのだと。
    確かに、この震災をもって私は「地球に属する生き物としての人間の自覚を持たなければ{ひらめき}」と思うようになりました。
    ものすごく、地球上での人間のあり方{地球}{ダッシュ}を考えるようになりました。
    今はこの思いを近い将来、形にできるといいな{キラリ}と思います。
    私たちは前に進んでいるということが、鬱病を通して分かり本当の意味で、辛い事も身{りんごちゃん}になっているのだなと感じました。
    先生、記事を書いてくださってありがとうございます。
    長々とすみませんでした{汗}{ねこ}

  2. たか より:

    いつもありがとうございます。
    私も以前、精神科に数回ですが通った経験があります。
    仕事行くために薬をもらうのですが、薬が合わず
    余計に仕事に行けなくなりました。
    そんな時に、ふとしたきっかけで精神世界に目覚め
    友達が出来て、軽症だったのもあるのですが、
    精神科に行かなくてもすむようになりました。
    見えないものに感謝する心を学び
    (透明先生のブログは本当にありがたいです)
    わずかですが不思議な能力が開花しました。
    今も、鬱々となる時はありますが(人より過敏な所があるようです)鬱になりかけた経験があってこそ、今の自分があり、
    感謝すべき経験だったと思います
    (当時は、とってもつらかったです。)
    混乱してる今の時代だからこそ、透明先生や、秦之君みたいな方が必要なのかな?と、思います。
    応援しています。

  3. わたぼうし より:

    無意識に周りの人が気がつかないことに反応してしまい、浮いてしまいます。
    それを避けるために気が付いていても、気が付いていないように振る舞ってやり過ごしている自分に罪悪感を感じてしまう。
    その繰り返しで悪循環に陥ってしまいます。
    感知能力をいい方向に使えて、軽く楽に生きられるといいなと希望の持てるお話をありがとうございます。

  4. ひら より:

    人の気持ちが何となくわかる、という所が私にもあります。
    自分ですごく要らないものだ、と責めていた部分でもあったので、読んですごく驚きました。
    元々持っていた能力だったんですね。
    私の場合はそれに被害妄想がくっついてしまいいつも哀しい気持ちになるのですが、上手くコントロールできるようになりたいです。
    自分が進化してるからとはなかなか思えませんが、今の社会に役立てるようになれたらいいなと思っています。
    透明先生いつもありがとうございます。

  5. k より:

    もう8年ほど前、私も心療内科に通っていました。
    軽度の鬱と診断されましたが、それが本当だったのかは今でも分かりません。
    ただ症状として大人になったらしないであろう事をしてしまった
    という事実があるので、鬱だったのではないかと思います。
    今完治しているのかは分かりません。
    通院が辛くなってやめてしまいました。
    相手の気持ちがわかる。
    直接的に接する方の気持ちの流れみたいなものは
    何となく感じる事ができます。
    そして、一人で鬱々してしまってクヨクヨしたり、理由なく辛くなってしまったり。
    進化の過程かぁって思ったらなんだか気持ちが軽くなれます。ありがとうございます。
    世界が変わるのは人間が変わればこそ!
    本当ですね。しっくりします。
    日々を大切に過ごしたいと思います。

  6. シルビア より:

    思わぬ展開にび、びっくりです{CARR_EMO_334}

  7. Sai より:

    いつも嬉しく読ませていただいています。
    今日のお話はすごく希望が持てました。
    恐怖でさえある状態の悪い頃。この病気に意味があるなんて考えもしませんでした。とても嬉しいです。
    息子もちょっとの間似たような症状になり、わたしの1ヶ月後を追い掛けるようなかんじでしたので、息子を理解することができました。今では自分の苦しみは全部息子を心から理解するためのことだったと思えます。
    そして何故か偶然透明先生のブログを読むことが出来て幸せです。
    ありがとうございます。

  8. かんてん より:

    とても興味深く拝見しました。うつ病が「現代病」と言われ、増加しているのは、そういう背景があるのかもしれないですね。周囲でも、意外な人がうつ病になっていましたが、それで納得です。敏感なんですね。更年期うつ病というのも、もしかしたら、年齢を重ねて、人として成長していく過程の一端なのかもしれませんね。うつ病で苦しんでる人に、今回の事を、それとなく教えてあげたいと思います。ありがとうございました。先生の記事は、最近読み始めたのですが、とても勉強になります。素晴らしい内容なので、良い部分はいつもコピペしていますが、本にならないかな?と思いました。普遍的な性質のものだけ抜粋して、本にして、多くの国で翻訳されればいいのに、と願っています。それは先生の意思に反するかもしれないし、お忙しいので不可能かもしれませんが、そういう日がくればいいな、と思い、応援しています。 どうぞお体を大切にして、これからも頑張って下さい!

  9. サンディ より:

    あああああ{ショック}
    すっごく分かります、それ、、 魚が釣り針にひっかかっている所を見たりすると、なんだか魚の苦しみがすごく伝わってきて心が苦しくなったりするんです。。 私だけじゃなかったんですね、ちょっと安心。。
    そして超感知能力、、、これも分かります。。鬱病とパニック障害になってから、人の本音を肌で感じるようになったり人に対する洞察力が半端なく研ぎ澄まされました。
    今はその特性で世の中見るもの全てが嫌になってしまってるのですが。
    この体質がいつか役に立つ日が来たら、いいなあ。 

  10. ニャーコラ より:

    今、苦しい最中でこの記事を読んでいます。
    ありがとう❤透明先生✨

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