夜狡の闇
・13
いずな「終わったのかい
」
透明「うん
取り敢ずはね
」
私達は村長の待つ仮住まいへ戻る・・・。
村長「おおっ
お帰りなさい
ど、どうでした
」
透明「もう、大丈夫です
夜狡も二度と出ることはないでしょう
」
村長「ありがとうございました
」
透明「ただ、ひとつだけ村長さんにお願いが・・・。」
村長「
」
私は、村長に夜狡となった雅美さんのことを
話しだす・・・。
透明「雅美さんが夜狡となったのは、
弥彦くんという忠勝さんと雅美さんの
子供を捜すためだったようです
」
村長「えっ
でも、そのお子さんは・・・。」
透明「もちろん亡くなっていることは
雅美さんもわかっているのでしょうけど、
子を亡くしたことを信じたくない
きっと、弥彦くんは何処かで生きている
と信じたい母親の深い愛情が強い念として
残ってしまったんだと想います・・・。
ただ、私が彼女の想いを昇華する際に
ひとつ気になったことがあったんです
それは、夜狡が雅美さんだけの念で構成
されてはいなかったことです
」
村長「そ、それって、どういうコトですか
」
透明「多分、夜狡は雅美さんの念を受けて
形となったものだとは想うのですが、
多分、それだけではこの100年もの間
形を保つことは出来なかったと思うんです
彼女の想いを身体に取り入れたとき、
彼女だけではなく、もっと多くの人達の
想いや存在を感じました
きっと、その当時沢山の人が強い無念を
残していったのではないでしょうか
その想いが雅美さんの想いに呼応して
ひとつの形となった
それが、夜狡の本当の正体だと想います
」
いずな「なるほどね~
確かに、一人の想いだけ
じゃ~そこまで強くはならんものな~
」
透明「そこで、お願いなのですが
小さいもので良いので、鎮魂祭を神社で
行ってあげてくれませんか
今度は、夜狡をおさめる為ではなく
犠牲になった多くの人達のために
行ったあげて欲しいのです
そうすれば、もうこの様なことは
二度と起こることは無くなると想います
」
村長「わかりました
一度、村の者を集めて話してみます
私の首をかけてでも必ず行いますので
安心してください
」
透明「はい
よろしくお願いします
」
私は、村長に鎮魂祭のやり方を指示し
村を後にした・・・。
帰りの車中・・・

いずな「いや~っ
今回は見応えあったね~
さすが、透明ちゃんだね~
」
透明「あのね~
人に何かさせたいなら
もう少し情報集めてからにしてくれない
毎回こんなのじゃ、身がもたないよ~
」
いずな「おお~っ
それじゃ~次もやってくれるんだね
」
し、しまった

いずな「次はこれなんだがね
」
透明「もうあるんかい
」
いずな婆さん、全開です・・・。
完
1人でも多くの方々を支えてあげてください
皆様のご協力をお願い致します
おすすめのお店で~す
是非役立ててくださいね
ポチしてくれると励みになります





ポチッとよろしくお願いします
コメント
透明先生
今日も一日おつかれさまでした(^_-)
最後の「もうあるんかい」の一言がかなりツボに入りこんな夜中にひとり笑いに。。。(笑)
ふかふかお布団で
ゆっくりおやすみくださいませね☆
透明先生こんばんは。
子を想う母の気持ちに涙してしまいました。
でもその純粋なはずの思いが執着みたいなものになってしまって、
結局自分も周りも苦しめてしまうことになるということが、いたたまれないです。
考えたくないけど、もし子供になにかあったら、私はきれいな心でいられるのか、悟ることができるのか、
わかりません。
最後、先生のおかげで100年越しに子供に会えて、ほんとに良かったです。
ずっとずっと会いたかったろうなって、とても感情移入してしまいました。
先生お疲れ様でした。
子供を思う母の力は無限ですね。母大切にしなくちゃ。ありがとうございました